繊細さん(HSP)あるある

繊細さん(HSP) あるある【内向的な人】


私は、他人に自分の性格を「内向的」と言われると、ちょっとした抵抗を感じます。



今でも・・です。だってイメージがあんまり・・(笑)。(あくまで個人的に・・)内にこもって、人とかかわるのを嫌う、暗い人・・って感じがしてしまうのです。だから、「内向的」という言葉の呪縛にとらわれて、若い頃はずいぶん無理して「外向的」に見えるよう努力しました。



でも、イルセ・サン著書の「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」の中で、彼女はこう述べています。



“・・(内向的・外交的等)このようにして人格を言い表す方法を確立したのは、おそらく外向的でタフな人たちでしょう。この指標では内向的な人や敏感な人によく見られる”豊かな内面世界“や”深く物事を考える力がある“といった調書が見落とされてしまっています。・・・”



外向的=(イコール)性格が明るく積極的で、沢山の友達がいる。内向的は独りぼっちで、人が好きではない、いつも家に閉じこもっている、という風に刷り込まれている部分がありますよね?



人間は社会の中で生きていかないといけないから、自分の立ち位置が結構重要だったりします(それが本質的に重要かどうかは置いておいて・・)。だから、独りぼっちより大勢の人に囲まれた人のほうが、人から好かれている=人気者・・というイメージを与えやすいし、性格的にもフランクでいい人、社会性のある人・・と見られがち。



ただ長い間生きていると見えてくるものもあります。「敏感」な人々は、心に沿わない人付き合いを苦痛に思うことが多い人でも、少数の人とはとても深い会話が出来る。人の気持ちを感じ取りやすいから、より暖かい交流ができる、自然や万物の美しさや力強さをキャッチする豊かな感受性を持っている。。などなど。



この本の中では、アメリカのエレイン・アーロン博士曰く「HSPは、より恐怖を感じたりするだけでなく、他の人より喜びを深く感じ、特別な才能を持つグループに属する」と述べていることが記されています。そう、我々は特別な才能を持っているんです!(笑)



コロナで世界が一変してしまった昨今。今までの常識や概念も変わりそうです。



人と関われないのはとても寂しいし、ストレスも溜まりますが、こんな時にはHSPの特性が発揮される時かもしれません。



歩いていて、道の花の美しさに思わず足を止めたり、木々のそよぐ音に、これから来るさわやかな季節を感じたり。ささいな日常から、喜びや変化を感じ取れることって、HSPにとっては当たり前の事だけど、実はそうではない。 HSPが持つ大きな特権ですね。



人と直接会って話す事によって、とても大きな力を得られますが、無駄な飲み会(失礼!)や付き合いをする回数は格段に減りました。通勤電車では、沢山の人にもみくちゃにされ、その人たちの持つ“ネガティブな想い”や、いわゆる“気”のようなものだけで毎日ヘロヘロになっていたことありませんか?在宅勤務が叶う人だったら、そういうストレスも無くなりました。人があまりいない自然の中で過ごすためのグッズも増えました。コロナ感染された方やご家族の苦しみや大変さ、そしてコロナのせいで仕事を失った方々に対しては勿論大変心を痛めている一方、感染していない、たまたま運よく仕事を続けられる人にとっては、この状況下でコツコツ楽しく日々を過ごす工夫は、HSPの人のほうが、そうでない人よりも得意なのでは?と感じます。



これからの世の中、本当に大事なこと、自分にとっての幸せは一体何か?ということが、クローズアップされてくると思います。うわべだけのお付き合いをしなくて良くなった分、本当の自分の願いを形にしやすくなってくる。そして、それを見つける高い能力をHSPは持っていると感じているのです。



だから、人はどう思うかは置いておいて・・自分がどんな事に気持ちよく感じて、どうしたいのか、、(ゆっくり寝っ転がりたい、ぼーっと散歩したい、キャンプに行ってみたい、XXXと久しぶりにゆっくりメールしてみたい、庭の土を触りたい…,etc.) その心にもう一度耳を澄ませてみませんか?そして、それをこの機会に、1つだけ、まずは叶えながら、自分本来のHSPが持つ高い感受性をどんどん取り戻して欲しいなって思います。