HSPの私が感じた日々のつぶやき

(雑感)Yahoo コメントを読んで驚いたこと、そして思ったこと

皆さん、こんばんは!
 
 
 
今週は週前半に大雨が降ったかと思ったら、晴れて春らしい日になったり、ジェットコースターのような一週間でしたよね。体調管理を万全にしていきたいものです🌟
 
 
 
さて、この間、何気なくスマホをいじっていたんですが、Yahoo JapanのNews記事で目に入ったものがありました。
 
 
 
事前にお伝えしておくと、今日もHSPネタ・・という訳ではなく、またちょっと固めの記事なので悪しからず♪
 
 
 

目に付いたYahoo記事に驚いたこと

 
◆私の読んだ記事→【露骨な組合員切り】長崎・アマゾン配達員、契約解除(長崎新聞より)
(長崎新聞様より抜粋)
インターネット通販大手アマゾンジャパン(東京)の荷物を長崎・諫早エリアで運ぶフリーランス(個人事業主)の配達員ら十数人が8日、契約を解除された。労働環境改善を求めて労働組合を結成し、ストライキも決行した50代の男性配達員は「露骨な組合員切りだ」と無念の表情を見せた。
(続きはこちらから)「露骨な組合員切り」長崎・アマゾン配達員、契約解除 真面目に働いてきたのに…(長崎新聞) – Yahoo!ニュース
 
 
要はアマゾンの配達物を、個人事業主(フリーランス)として下請け運送会社と契約を結んで配達していた男性(50代)が、今回アマゾンの下請け会社に対して訴えを起こした・・という記事でした。
 
 
 
なぜ訴えを起こしたのか?
 
 
 
この男性配達員は、二次下請け企業とフリーランス契約を締結していました。
 

 
でも、突然その二次下請け企業(トランプ)が、上の一次下請け企業(若葉ネットワーク)から一方的に契約を切られてしまい、トランプ社と雇用契約を結んでいた今回の男性や仲間の従業員が皆さん失業の岐路に立たされてしまったというのです。
 
 
 
そのため、男性配達員が労働組合を結成して、失業を回避するために一次下請け会社と団体交渉をしようとしました。
 
 
 
でも、全く取り合ってもらえず、ストも起こしたが善処はしてもらえなかったということです。
 
 
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この日、スト参加者は長崎市内で集会を開いた。60代男性は「荷物量が倍に増えても、ガソリン代が約1.5倍に高騰し手取りが減っても、お客さんのために一生懸命働いてきた。何の説明もなく一方的に切られるのは納得できない」と憤った。40代男性は「契約を解除されたら、次の仕事を探さないと生活が成り立たない」として、業務を継続できるかどうか早く回答するよう若葉に対し訴えた。同労組は「配達員の労働環境は非常に悪い。ストをきっかけに消費者にも目を向けてほしい」と呼びかけた。
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何回かに分けて、長崎新聞が取り上げていたので追ってみました。
 

アマゾンのフリーランス配達員らスト決行 全国初、長崎で 「生活成り立たない」

 

アマゾン下請けに抗議 長崎のフリーランス配達員スト 「窮状を伝え、運送業界を改善したかった」

 
 
詳細については、ぜひ記事を実際に読んでもらえたらと思いますが、今回私が記事を書いたのは、その記事自体・・というよりは、その記事に対するコメント欄を読み進めていく内に、心が寒々としてしまった・・という事により強い衝撃を覚えたからでした・・💦
 
 
 
もうその先を読み進めていく勇気も無くなってくるような、力が萎えるような気持ちになりってしまったんです。
 
 
 
今は(この記事に対する)コメントも増えて、最初の頃ほど荒れた感じではなくなってきたようで、少し胸をなでおろしています。
 
 
 
でも自分がコメントするならこう書くだろう・・といったものとは真逆のものが物凄い数で書き込まれていたのを読んで、当初は目を疑ってしまいました💦
 
 
 
【個人事業主なんだから、そもそも仕方ないよ】
 
 
 
【契約がそうなってんだから、それを訴えるって、そもそも間違い】
 
 
 
【そんなに嫌なら最初から契約しなきゃいいだけじゃない?】
 
 
 
【この人、わかってない。甘えてんじゃないの?】
 
 
 
・・・など、とにかく宅配男性を批判する言葉が並んでいたのです。
 
 
 
何か、陰湿ないじめというか、よってたかって弱い人を叩いているようにしか感じられない様子に、そのページを閉じてしまいました。
 
 
 
今の人(・・ってひとくくりにするのは違うと思いますが、)結構多くの日本人は、こういう受け止め方をするのかな(驚)。。。??
 
 
 
 
そもそも、記事を読むだけの傍観者も沢山いるだろうから、『書いてあるコメント=日本人の総意識』・・とはいえない事は頭でわかっていたけど、あの場で反論する人はほぼ皆無。皆がかなり排他的な感じで驚きました。
 
 
 
私の感度が必ずしも正確ではないのかもしれないけど、私がこれらを読んで感じたのは、
 
 
 
【この配達員=社会人としての認識が甘すぎる!】
 
 
 
・・・と、一刀両断することで悦を得ている感じが透けて見えてきて、気持ち悪いというか、決して良い気持ちがしなかったんです😓
 
 
 
コメント欄って、記事を書いた人やそこに出てきた人を上から目線で批判したり、裁く場なのでしょうか?
 
 
 
自分の名前や身分は一切明かさず、一方的に登場人物や著者をまるで公開処刑(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)のようにして、『この件について正しいことを述べている自分(私)』・・という快感を得ている様子が思い浮かび、なんでこんな風潮になってきたのかな・・ってシンプルに思ったのです。
 
 
 
よほど会社勤めが嫌なのに、とことん我慢するビジネスマンがコメント欄を書いているのか? つまり、俺はもっと大変な状況で耐えて頑張ってるんだよ!あんたは甘いんだよ!っていう気持ちや、フリーで酷使されている人をどこか上から目線で見ている人が多いのか。
 
 
 
煩わしい人間関係が嫌で個人事業主になってんなら、そのリスクは負えよ!・・って、個人事業主を内心うらやましいと思っているからこその、怒りが湧いてくるのか?
 
 
 
人の見方は千差万別なので、それは色々な想いがあると思うし、私がとやかくいう事ではないけれど。
 
 
 
何か、そのコメントを書く人達の視点が【正しいか、正しくないか?】みたいなものが基点になっていて、相手や状況を理解しよう・・という想いはほぼ感じられませんでした(先ほど書いた通り、今はこの記事のコメント欄は少し変わってきていますが。。)
 
 
 
まるで訴えられている会社側の人間か?と思えるコメントも散見されていて、ただ単に弱い相手のあらさがしをしているような、気持ち悪い空気を感じてしまい、その日はその衝撃やら(そりゃちょっとおかしいだろ・・)という、納得いかないモヤモヤ感があったんです。。
 
 

思いやり、理解、愛の大切さ

 
 
私も、ここ数年コロナ渦で長い間を家で仕事をするようになって、家族に対する遠慮が無くなったり、ずっとパソコンに向かって仕事をするだけの、周りに気を遣う必要がない状況と、0と1だけの世界に、考え方がガチガチになり、心の柔らかさが欠乏してきたかな?っていう感覚がありました。
 
 
 
以前よりもちょっと自分の心が荒っぽくなったというか。。
 
 
 
だけど、コメント欄で沢山の人が言っていた、
 
 
 
 
【この男性は個人事業主(=社長)なんだから、ストなんか起こしちゃいけないし、労組なんて結成しちゃいけない立場なの、わかんないのかな?】
 
 
など、多くの批判の声を読み進める内に、
 
 
 
なんでシンプルに、この状況に追い込まれてしまった人達に対する気遣いや、優しい言葉 が無いのだろう。。
 
 
と、不思議に思いました。
 
 
 
 
記事の宅配の男性はこんなに頑張って仕事してきたことは確かなのに。
 
 
 
 
アマゾンの従業員としてお客さんに迷惑がかからないよう、そしてアマゾンのイメージを保つよう、大変な重労働をしながら生活の為に耐えてきたのかもしれません。
 
 
 
配達員の人が大変な状況だっていうのは、特にコロナ渦でオンラインでの買い物や売買が驚異的に増えてきた中で誰もがわかっているはず。
 
 
 
そこで実際に懸命に働いて、素気無く解雇されてしまった男性の【心】に寄り添うコメントは、、、無かった。
 
 
 
ただただ、勇気をもって自分や仲間のためにSOSを会社側に表明した男性を、論破したり、やり込めているだけのコメントに、こんなコメントAIでも出来るのでは・・・?と思ってしまいました。
 
 
 
正論とか、そんなものは誰でもいえる(時間と余裕があれば)。
 
 
 
それとは違った視点を持ってもいいんじゃない?
 
 
 
この配達員の男性は、実際に自分で契約書を読み、説明も受けた上で下請け会社と契約を結んでいるのだから、コメントに書かれているようなことは、十分事前に理解して悩んだ上で今回の行動(労組の結成やスト)に出たと思うのです。
 
 
 
この方や、全国にいる多くの配達員さん達(特に下請け)は、それこそ一日10時間近く働いて、配達ノルマをこなしてきたと推察します。
 
 
 
もしその契約が一方的で、配達員側にとても不利な条件だったとしても、生活していくためには不平を言える場合ではなかった場合もあったかと思われます。。
 
 
 
 
 
 
 
 
過剰なノルマをこなしてまじめに働いてきた人達が、何故その雇用さえ守られず、生活の糧を奪われなければいけないのか?
 
 
 
転職すればいいじゃない?他の会社に社員として就職すれば?っていうコメントも沢山ありました。
 
 
 
 
でも、人間的には何も問題がなくても、転職が年齢的にも中々難しかったり、会社勤めが性格的に向いていない人にとっては、今の社会で自分の心身を守りながら収入を得るため、他に選択肢が無かったという事情があるんじゃないでしょうか?
 
 
 
理不尽な雇用関係や労働環境に対して、一人の人間として、雇用を、生活を守るため、そして心身の健康・安全を守るために、泣き寝入りせずにきちんと交渉していくことの何が悪いんだろう?
 
 
 
厳しいコメントばかり読み進める内に、私には上記の気持ちが湧き上がりました。
 
 
 
自分はオンライン愛用者でもあるので、、、。
 
 
 
 
この記事を読み、こういうまじめに働く大勢の配達員さん達が報われるよう、心から願っています。
 

 
私が実際に宅配業者さんから荷物を受け取る時、大雨の中、びしょ濡れになりながら段ボールを手渡してくれる配達員さん、沢山いました。
 
 
 
また極寒、猛暑の中、頼んだものを黙々と自分の体を酷使して運んでくれる人達に、楽にオンラインで買い物している自分への罪悪感を感じてしまうこともありました。
 
 
 
だから、、とにかく、配達の皆さんには感謝の念しか無いのです。
 
 
 
彼らの待遇が、もっと手厚いものとなり、せめて安心して長く働けるような仕組み(契約)が出来る社会となるって、普通の事です。だから、応援していきたいなと思いました。
 

 
 
時には厳しい見方が必要な場面は絶対ある。
 
 
 
 
 
そうでないと、人間は自分本位で甘えた考えにすぐ傾いてしまうから。今回コメントされてた方は、訴えられた会社側の視点(経営者側)を持っていただけなのかもしれない。
 
 
 
だけど、やはりそれでも、、、。
 
 
 
 
愛は必要なのではないでしょうか。
 
 
 
最後は人間はひとりなのだから。
 
 
 
 
その人間同士、お互い思いやりを持って、みんなが豊かに幸せにくらせる世界になるためには、眼には見えないけれど、愛が一番大切だと信じています。
 
 
 
愛は、批判するとか論じる・・といったところとは全く別の視点から見るものだと感じます。
 
 
言い換えれば、良いか、悪いか、、という物差しとは全く別【相手を理解しようという意志・心】から生まれるものと思うんですよね。
 
 
 
恋愛とか、推し活で感じる特定の人への【愛情】とはまた違う”愛(理解・思いやり・優しさ)”
 
 
 
それは、今とても大事なものになっていると、私は感じます。
 
 
 
落ち込んでいる時、誰かに【大丈夫だよ】【よく頑張っているね】って言われただけで、救われた事がありませんか?
 
 
 
よし!また頑張るか!って前へ進む勇気を与えてくれた、、という経験をした方もいるかもしれないですよね。
 
 
 
 
相手の心にナイフを投げるのではなくて、ふわっと温かい言葉を送ってあげたい。
 

 
そんな風にこの記事に触れて改めて思ったグレースでした💖
 

 
Be kind to others!