何かを選ぶ時、あなたの基準は?
突然ですが、皆さんがもし人生の岐路に立った時に、2つ(または複数)の内、何か一つを選ばなければいけなくなったとしたら、どんな基準で選びますか?
私はつい数年前まで、自分にとって大事な選択をする時には、「自分のアタマ」で計算して、「より正しい」、「よりお得な」、「自分の将来にとって良い形につながる」ものを選ぶようにする・・というのを基準にしていました。
その基準で上手くいくこともあったけれど。。
かえって苦しい結果となることも多かったです。
他人の目からは「成功」に見える選択でも、当の本人からすると、それを選んだばっかりに、ストレスがいっぱいで、なんだかめちゃくちゃ重苦しくて、ちっとも幸せじゃない・・・という状況になってしまった事がままありました。
では、何を基準に選択をすればよいのでしょうか?
例えば、転職活動をしていた時など、社名や年収などを計算して(笑)、絶対にこちらの方が世間的に考えても間違いないだろう。。と思う方に決めても、、、
いざ入社すると、「おかしいなぁ。どこをどうとっても、自分にとって完璧な選択だったハズなのに・・」
・・と、なんだか「あれ?」とモヤモヤすることが色々と起きました。周囲の人や環境も何だかシックリこないし、気持ちが下がってしまって、やる気が出ないこともシバシバありました。
いつの間にか、手放したもう一方の選択肢を選んでたら、どうなってたかなぁ・・・なんて、想像している自分がいる。
「なんでこんな事になってしまったんだろう。。」とあとからツラツラと考えたけれど。。。
結局、そういった選択をしたときの判断基準は「損得勘定(100%)」がベースになっていたのです(笑)!
「損得勘定」って、そんなに悪いわけではないと思います。それは、生きていく上である程度もっていないと、上手に生活していけませんし(笑)。
でも、たぶんその奥深くには(間違った道を選びたくない・失敗したくない)という 「恐れ」があったんだな、、と今ならわかります。
「恐れ」を元にした選択が、あなたを幸せに導くことはありません。
だから何かを選ぶ時、損得勘定を重要視し過ぎると、結局あとになって後悔したり、余計回り道をする結果につながることが多いんです。
〇〇〇の声を聞こう!
以前の記事で、こんまりさんや、カレン・キングストンさんのガラクタ整理のコツについて書きました。
それと似ているかもしれませんが、「身体の声を聴く」ことが、実は何かを選ぶ時には一番大事なコツなのです!
練習は必要ですが、特にHSPの人ならば、かなり正しい選択が出来るようになると思います。
例えば先ほどの転職の話を例にとってみると。
A社とB社で迷っている場合
会社の面接に行った時の自分の感情を見つめてみるのです。あるいは、そこの面談で会った人たちを見た瞬間、また話した時の感じ、その部屋を出た後の自分の感情を正直に(←ここ、とても大事です!)感じてみる。
「(この会社、すごく入りたいと思ってたけど)、なんだか嫌だな・・」→そこに入るのは辞めましょう。人に自慢するだけのために、これから何十年も苦労したいですか?(心の声)
「うーん、なんかわからないけど、胸におもりが乗ったような重さがあるな」→そこに入ったらダメ!何か問題のある会社だよ。すぐにストレス度MAXになるよ(心の声)
「うわー!なんか楽しかった!あそこに行きたいな(霧が晴れたようなさわやかな気分)」→そこに行きなさい!
という風に、体が感覚を通してあなたにメッセージを教えてくれているのです!
そういう視点で自分の反応を信頼すると、身体の感覚はどんどん研ぎ澄まされて、性能の良いセンサーみたいになってきます(笑)
でも転職活動や何やら、実際の生活やお金が絡んでくると、どうしても頭がフル回転してしまい、身体の感覚もマヒしがち。センサーが壊れてわからなくなるときもありますよね(笑)。
そういう時は、紙に書きだしてみるといいのです!
A社とB社の社名を書いてみてください。そしてその社名を見つめたり、指で文字を触ってみるんです。
その時の素直な体(自分)の反応を見てみると、会社ごとに体の反応は違ってくるはず。
どちらとも選ばない方が良いよ‥と言っている場合もあるかもしれませんが、心がふわっと軽くなって、何のつっかかりもない方が、「こっちだよ」と体が教えてくれている方です。
この間も、(卑近な例ですが)つい悪い癖で自分の体や心の声を無視したばかりに、ちょっと不快な出来事に遭遇してしまいました!
カレーパンと私
ある日、近所にある人気のパン屋さんで、特製カレーパンが明日だけ特別に安く販売されますよー!皆さんぜひ来てくださいね!という宣伝が、LINEで飛んできました。
カレーパンが大好きで、食い意地の張っている私は(笑)、よし!明朝絶対に買いに行こう!と決めてその夜爆睡しました。
で、翌朝になったのですが。。
何故かとても行きたくないなーという気持ちになったのです。
身体が重くて、本当にシンドクて、いったいどうしたのだろう・・と自分でも首をかしげるほど。
だけど「行く!」と決めたことだし、割引も今回だけなので、今日行かないといけない、、と、気持ちを奮い立たせて家を出ました。
すると、連休ということもあって店の前には行列が・・(猛暑なのに、並ばなくては・・)。
「うーん。なんか余計シンドイな。。いやだな。。でも、せっかくここまで来たし・・」・・と、それでも、まだ身体の声を無視して行列に並んだのです。
ところが、いざ入店するとカレーパンはもう残り少なく、欲しい数だけありませんでした。
そして、コロナ渦でソーシャルディスタンスが言われている中、後ろに並んだ妙齢の親子は、店内の床に、間隔をあけて並ぶよう位置を示したガムテープが貼ってあるのに、一切無視して、常に私の真後ろにぴたっとくっついて、二人で大声で話し込んでいます。
私が咳払いしたり、身振りで近くに来ないで!とやっても、全く気づかず。ある意味HSPの私からするとうらやましい程に鈍感な方々でした(涙)。
そしてやっとレジに来ると、レジの若い女性がとても不愛想。そして会計の済んだ後、紙に包まれたカレーパンを、なんと(!)レジのこちら側にいる私に、ポンと放り投げてきたのです!(呆気に取られました)。
シンドイ体を引きづってここまで買いに来たこともあり、もう怒り心頭!
「あー!こんな事なら、数十円安くなったくらいでカレーパンなんて買いに来なきゃよかった!」と心底思いました。(そして、食い意地の張った自分を反省・・・(笑))
そしてしばらく経ち・・(あれ?そういえば、身体は最初からNO(行くな)!の反応をしていたわ・・。)と気づき、改めて体の反応の正しさに驚いたのです。
あまりに小さい例で恐縮ですが(笑)。
「体の反応や心の声を聴く」という作業。今回はかなりシンプルにご紹介しましたが、とても効果的なので、良かったら試してみてくださいね。
日々の生活でも、選択を迫られる場面は意外と多いです。
どうか皆さまが良い選択をして、素敵な人生を作っていけますように!(千里の道も一歩から!)
今日もお疲れ様でした!今日よりも明日がより良い一日となりますように・・!