繊細さん(HSP)あるある

繊細さん(HSP)ある 「細かい人」と呼ばれて


あなたは「細かい」人、と言われたことはありますか?



 



私は、あります(笑)。



人のしゃべり方、食べ方、部屋の汚れ、ちっちゃな虫がテーブルにいる、服のほころび、店員さんのものの言い方、場所の雰囲気、、などなど。ちょっとしたことが気になってしまうんです。



これ、私自身もつらい。。別に好きで細かい人になったわけではなくて、「気づいて」しまう。気づきつつ、なんでこんな細かいところまで自分は気になるんだろう、、と自己嫌悪に陥り、いやになってしまうことも。HSPの方でそういう人は多いのではないかなぁ。



反対に、色々なことがあっても、大して気にも留めずにその場を楽しめる人や、あらゆる人を屈託なく受け入れて、ワイワイみんなで心から笑いあえるような、大らかな人に猛烈にあこがれていました。あんな風な人になれたら、どんなに人生が広がって友達も増えるだろう・・って。



そして、少し話は変わりますが。



まだ女性が(実際は)ほとんど管理職になれなかった時代に社会人となった私は、とりあえず楽そうで(=実際は全然楽じゃなかったけど(笑))聞こえもそこそこ良かった秘書の仕事をするようになりました。



仕事自体は、想像よりもきついものでした。朝に会議がある日は、上司より早く出社して、資料や朝食含めて全てを手配・セッティングしなければならないし、上司より先には退社できません。昼まで会議が長引けば自分の昼休みも取れない、10分間のデスクランチで昼休みが終わる日もざらでした。また、秘書同士の関係、上司と部下の間の調整役、時にはストレスが溜まった上司から八つ当たりも、、等、精神的にも擦り切れることは多かった。。



でも、1つだけ褒められたことがあったんです。それは「カエデさんは細やかな気遣いが素晴らしいですね」・・て言われていたこと(笑)。でもこれは、決してサービス精神が旺盛で、私に秘書業が天職だったわけでは毛頭なくて、単に色々「気づいて」しまうというHSPの性質が生かされただけ。内心(めんどくせーな!(笑))と思いながらやっていただけなのです。



やらないと、あとで上司が不快な思いをして不機嫌になったらヤバイ!とか、あれやこれや、色々頭の中で先回りして考えて、頭に浮かぶ“やらなきゃと気づいたこと”に対して、実際に動いていただけで、むしろ「恐れ」からくる行動でした。周囲の人間(この場合は上司や会社の人たち)が自分の仕事に満足してくれる、、という自信がなくて、やれることを必死でやった結果でした。今から思えば、他人からの批判を恐れて、もしくはただ褒められたくてやっていただけなので、とてもしんどい日々でしたね。。でも、自分の性質が仕事上で喜ばれることがあったのは目からウロコでした。



すべての物事はコインの表裏。



自分では「細かい」のが嫌だな・・というのが“裏”ならば、普通では見えづらい相手や場の「何か」に自然に気づけて、スッと助け船を出せたり、場を改善できる「細やかさ」は“
表”ですね。もしかしたら、それは周囲にとって貴重な宝物になったりします。



相変わらず細かい私ですが、あれこれ気づいてしまってもいいんじゃないかな、、そう思えるようになりました。でもそれで終わらせずに、その日々の気づきの、1つだけでいいから、何かしらの「良いポイント」に気づけるように意識すると、ちょっと気持ちよくなるかもしれません。



「細かい」自分に嫌気がさしたら、「私は細やかなんだ!(=人の気づかない良い事に気づけるって才能!)」って思いませんか?



好きなこと、心地いい事、良いことばかりに気づけるようになったら、、HSPって, 最強ですね!(笑)