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先日ある雑誌を読んでいたら、ご住職で精神科・心療内科医の川野泰周(たいしゅう)さん という方が、HSPについてこんなことを書いていました。
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HSP自体は病気ではなく、あくまでも素質。
行き過ぎると厄介ですが、人にはない強味、能力だと私はとらえています。
実際、人並み外れた感性や他社への共感力を生かして、アーティストや心理カウンセラーとして活躍したり、周りの人からも【親身になって話を聞いてくれる】【一緒にいると安心する】と感謝されているかたが大勢いるのです。
私が患者さんに「HSPは天から与えられた能力でもあるのです」とお話します(中略)。
(安定剤などの薬を処方されると)場合によっては感覚を鈍くさせる作用のために、将来の個性や調書が隠れてしまう恐れがあります。副作用が強く出やすいのもHSPの特徴で、薬を飲んでも心が楽にならないとさらに自分を責めてしまうこともあります(以下省略)
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うんうん、わかるなーという感じです!
私は以前、ギスギスしていて、とても人間関係の大変な職場にめぐり合ってしまったことが何回かありました(涙)
その時、あ、この人すごくイライラしている、とか、他人のミスを見つけてほくそえんでいるな!など、人の想いをチョイチョイ感じ取ってしまいました(自分では、そんな事感じたくもないけど、自分でそれを感じることを止めることは出来ませんでした。涙)。
それが私に向けられることがあると、どうしても彼らの想いや言動を、さっと流すことなど出来ず、抱え込んで体調がおかしくなる事も多かった。。そして、もう限界という時には心療内科やクリニックに駆け込んでしまったこともあります。
(私の若い頃は、まだ今ほどオープンにこういう事は語られず、「心療内科」に行くこと、イコール【あいつは精神病だ!】なんて思われてしまい(汗)、中々堂々と受診も出来ないような状況でした・・・。
でも、それでもいかねば!と思った程、当時は他の人たちからの気配や想いだけで体がやられてしまっていて、自分でもどうしてよいかわからない状況でした。)
お医者さんは薬を処方するのがメイン。結局こうかぁ。。とガッカリして病院を後にすることが続きました(笑)
私は即効でまぎらわす薬とかじゃなくて、解決策が欲しかった!んです。
第一、HSPは病気じゃありません!(HSPということが広く知れ渡ったのは最近なので、仕方ないのかもしれないけれど。。)
そして、いつも思っていたものです。「なんで、人からいつも気にしすぎ・・と言われるのだろう。本当に相手は私のことをXXXと思って。すごい嫌がらせをしていたのに。」
「気にしなければいい、とか、そんな誰にでもいえる事を言うんじゃなくて、私に合った効果的な方法をもっと教えてほしいのにな・・!」
・・と。
前も書きましたが、小さな頃から、親に「お前は繊細すぎる」「気にしすぎる」「精神が弱い」と言い続けられたので、私は生まれつき精神的に弱いのだろうか?と思ってきました。
だから、強くならねば!神経をもっと図太くしなきゃ!・・と、何度も問題を乗り越えて、少しずつ強くなってきたと思っていたのもつかの間、会社でまた何か人間関係などで苦労が重なると、とても傷つき、また動揺して人が怖くなり、あげくの果てに体調が悪くなることを繰り返すのです。
そんな自分に呆れたり、疲れたり。
私は強くなれないのだろうか?
どうして、何年経っても、何度も同じことで悩んでいるのか?
・・・と、自分が成長できないことに悩み、かなり苦しんできたものです。
でも、それこそが私(やHSPの人たち)が持つ、【(川野先生もおっしゃっている)
素質】で、コインの裏側だったわけです。
周囲の想いに気づいてしまって、すぐ動揺しがちな気質は、それはもう、私たちHSPの持つ特性。
それは短所でも何でもないし、それを変えるっていうのは、例えばアジア人がヒスパニック系の人のような外見になりたい、、とか、草食動物が肉食動物になりたい、、とか望むのと同じくらい、不自然なことなんだよ、、って、今ならわかります。
ちょっと大げさな表現かもしれないけど、その位で思っていたほうがいいんだって感じます。
動揺していると、焦ります。何とかしなくては!→でも何もできない→自分だめじゃん!って思ってしまう。
でも、それでいていいんです。
HSPには、HSPしか無い優れたものがありますね。それを伸ばしてあげる(認めてあげる)と、次第に自分のことが客観的にみられるようになります。
例えば、デパートで接客している女性でHSPの人がいたとしましょう。店の入り口のほうで、こちらを見ながらお客さんがイライラしているのを”感知しました。
(HSP=ネガティブな自分)「あ、いやだな。。あの人(=お客さん)私のほうを見てイライラしている。私の態度が何かおかしかったのかな??早くどっか行ってくれないかな」
(HSP=ポジティブな自分)「あ、お客さんがこちらを見ている。他の店員は気づいていないけど、絶対何かあったんだ。私が話を聞いて少しでもお客様が気分よく買い物できるようにしてあげよう!遠くからでも、お客様のサインに気づける私って天才!」
コインの表と裏側とはよくいったものです。
自分の脳の機能が人とちょっと違うから、敏感なんだな。
だからすぐに人の態度や言葉に心が揺れがち。。
例えば、依頼された資料を渡したら、XXXさんが自分に怒ったような態度をしたので動揺してしまった。。なんていうことがあったら、こんな風にマインドを変えるといいかもしれません。。
私が思う程、xxxさんは何も気にしていないよ。
・・・でも気になる。。(クヨクヨ。。)
じゃぁ、自分がHSPで気にしぃなのは仕方ないから、自分の気持ちをのぞいてみよう。
今、私はXXXさんに何を望んでいるのかな?もっと優しい言葉や態度を見せてほしいと思っているのかも。
逆に、XXXさんは私に何を望んでいるのだろう。
そんな風にゆっくり一呼吸おいてみると良いです。
そして、気持ちが落ち着いて、もし話しかけられる空気になったら、そのタイミングで何かにかこつけて、
「XXXXさん、私、今時間ありますが、さきほどの資料あれでよかったですか?やり直したらいいところがあったら教えてください」(←言うことは事前に考えておく)
って、ただいえばいいんです♪
ちょっと難しいかもですが、もっと揺れない自分でいたい!って思ったら、アニタさんの言葉もためになるかもな、、と思うので、紹介しますね!
Anita Moorjaniさんは、非常に稀有な経験をした、インド系の香港人(現在アメリカ在住)の女性の方です。
彼女は重度の病気で、危篤状態となったのですが、とても不思議な体験(臨死体験)をしてその後、数週間で彼女の体全てに広がっていたガン性の腫瘍が全て消えてしまい(!)、いまや世界中をかけまわりながら、ご自身の体験を講演している女性です。
その人がすごく素敵な本(Dying to be me-喜びから人生を生きる)を書いていらっしゃいます。そこに書かれている事が、もしかしたら皆さんにも役に立つかもしれません。
彼女は、危篤状態から生還してからそれまでの人生がガラッと変わり、何を大事にすればよいか、その優先順位も変わったと話していますが、俗世界にまみれて、疲れて自分を見失いそうな時は、下記のようにして自分を取り戻すそうです。
彼女の本から抜粋しますね。
【(前後省略)状況が困難に思えたら、まず自分の内側の世界を調べるようになりました。
ストレスや不安、みじめさを感じたら、内側に入って、その感情と向かいました。
気持ちが落ち着き、自分の中心を感じられるまで、一人で座ったり、自然の中を歩いたり、音楽を聴いたりするのです。
そうすると、外側の世界も変わり始めて、何もしなくても障害物が消えていくということに気づきました。
(中略)その中心にいて、自分があらゆるものの中心だと感じることが大切なのです。】
ちょっと難しいかもしれませんが、全てはまず自分から始まる、、ということ。
自分が内側から変わると、外側は何もしなくても変化するそうです。
そのためにも、まずは自分の中心に戻るために、何か精神が揺らぐことがあった場合、とりあえず、【今を生きる】ことに集中します。
言い換えると、【自分自身と共にいる】んです。
どういう事かっていうと、私などHSPの人たちは、とても細かく周囲の状況をキャッチするので、始終思考が止まらないことがありますよね。
そこに自分の妄想とか入っちゃうと大変なことに(笑)。。 常に何かに気づいて、それについて、過去や未来に思考が旅して、どうしようか、あーでもない、こーでもない、、と考えて、頭の中で迷路に入ってしまったり。。
そういう思考をいったん全てストップさせるのです。
そして、自分の体と「今」という時間に気持ちを合わせて、自分の体と共に1秒1秒過ごすようにすると。。。!
世界がリアルに感じられて、そのうち、心と体が一致して、少しだけ力強い感覚になっているのがわかると思います。
そうすると、何故か外の世界も変わってしまうのです。不思議だけど!(笑)
良かったら、ぜひアニタさんの本を読んでみてくださいね。奇跡とか不思議なことって本当にあるかも・・!と思ってしまえる本です。
良い日曜を!!
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