*あなたは繊細さん(HSP)?それとも非繊細さん?*

HSPという言葉が被害者意識を増長させるのか?

皆さん、こんにちは。
 
 
人間の許容限度を超えそうな気温です💦
 
 
 
 
酷暑が日本全体を覆っていますが、皆さん体調はいかがですか?
 
 
 
すこしくらい体重が増えてしまったとしても、無理に外で運動などせずに、明日(18日)くらいまでは、皆さんも冷房を効かせた部屋で、少しゆったり過ごして欲しいと思っているグレースです。
 
 

 
 

HSPという気質

 
 
今日は少しまじめな話となるかもしれないですが、もし興味ある方は読んでもらえたら嬉しいです💛
 
 
結構前に、情報についての記事を書いた事がありますが(過去記事:自分にとって「正しい情報」を知りたいと思っている時)、今回HSPについて気になる動画を目にしました。
 
 
 
そこで、情報の取捨選択についてどのように考えていけばいいか、、という事について、書いてみたいと思います!良かったらお付き合いくださいね🥰
 
 
 
 
さて、つい先日久しぶりに時間が出来たのでネットサーフィンをしてしまい、そこである動画を見つけたんです。
(リンク先を貼ろうかと思いましたが、ちょっと刺激的なので今回は止めておきます!もし興味ある人がいたら検索するとこれかなーというのが出てくると思います)
 
 
 
一部の界隈では有名らしい一人の内科医の男性が、様々なテーマについて、自分の見解を述べている動画チャンネルらしいのですが。
 
 
 
 
この医師がHSPの事を語っていました。
 
 
 
 
 
「HSPなんて存在しない。HSPなんて言っているやつが一番バカ」
 
 
 
 
上記の言葉がいきなりその人の口から飛び出てきて、一瞬びっくりしました(笑)
 
 
 
 
「HSPという言葉も捏造カテゴライズされたもので、人間っていうのは、自分が何かの病名にカテゴライズされると、その通りだ!と思って喜ぶというのがあるんですよ」
 
 
 
・・みたいな事を仰っていました。
 
 
 
HSPの事だけを語っているわけではなくて、心理学や精神科と言うもの自体が闇である。。という事を、この医師は別の動画や著作物で語っているらしいですが。
 
 
 
「もっと究極で言えば、本来人間の半分はHSPだったり発達障害、アスペルガーと言われる気質を持っているものなんだ。」
 
 
 
「だけど、自分は被害者だ、可哀そうだ、、と思っていたい精神性しかないから、HSPという言葉を使いたがる。」
 
 
 
「自分はそういう人達を沢山みてきて治療もしているからわかる。」
 
 
 
「そこから抜け出して活躍している人も一杯いるから。」
 
 
 
「だから、わかるんですよ。
 
 
 
(彼らは)こういうの(=HSP)が嘘だっていうことに気づいたから、抜け出すことが出来たんです。」
 
 
・・というような話をしていました。
 
 

HSPは本当に捏造された気質なのか?

 
 
確かに、その先生の言っていることも全く間違っているわけではなくて、色々と頷ける部分がありました。
 
 
 
云われてみれば、HSPと分類される人達の気質って、人間の多くの人が持っているもの。
 
 
 
だからそれを今更”HSP”などといって、さも特殊な人のように言わなくてもいいのでは?という意見があっても別に不思議ではありませんよね。
 
 
 
それに、その先生が言っていることは、彼にとっては100%真実なんだと思います。(真実は、人の数だけありますから・・・!)
 
 
 
HSPと分類することで、余計その用語に影響されて、自分で治せるものも治らなくなってしまう。。という事だと、まさにおかしなことになるし💦
 
 
 
そんなことを言いたかったのかもしれません(あくまで個人の感想です😅)。
 
 
 

情報の取捨選択が、今ほど大事な時は無い

 
 
 
今の私達って、毎日世界中の人が発信する色んな言葉や主義・主張、データなどの情報の海をかき分けながら、何とか浮いてさまよっているようなものかもしれませんよね😓😓
 
 
 
その情報量の多さと、そこにすぐにアクセスできる利便性は、例えばたった20年前と比べても驚くほど進化しました。
 
 
 
以前は、何か好きな人・ものがあったり、知りたい事があっても、すぐにその情報にたどり着くことは中々できませんでした。
 

 
 
だから、辞書を引いたり人づてに聞いてみたり、自分で行動して電話や手紙を送って質問して調べたり。
 
 
 
振り返れば、Z世代の人が聞いたらびっくりするような不便な中(時間軸)で生きていたのかもしれませんね(笑)。
 
 

 
 
 
でも、その【時差】があったために、私達は答えを得るまでの間に自分で考えたり調べたり、出来るだけ自らが行動を起こして考える時間がありました。
 
 
 
今は、情報が勝手にどんどん入ってくるので、それを取捨選択すればよいだけ。
 
 
 
とっても便利になりましたよね。
 
 
 
だけど情報が多すぎて、それらが本当に正しいものなのか?
 
 
 
自分にとって有益でホンモノの情報なのか?
 
 
 
果たして本当に興味をもっているのか?
 
 
 
・・・それを判断する基準さえ持たずに、ただ受け入れて流されてしまうことが増えてきているっていう時、ありませんか?💦
 
 
 
その内、面倒だから考えることすらも放棄するような人が増えるんじゃないかな?
 
 
 
これって、とても危険な事ですよね。(もっといえば、情報発信者に盲目的に従ってしまうことって、大げさなことを言えばですけど、国を動かすレベルの人達からすれば、人を操作して思い通りにしやすくなってしまうという事につながっちゃう・・💦そう考えるのは私だけでしょうか!?)
 
 
今回の内科医の先生も、全ておかしな事を言ってるわけではなかったです。
 
 
 
むしろ食品に関することなど、ある一定の事については私も賛同することがありました。
 
 
 
だけど、たぶん一部の宗教でも同じようなことが言えるのかもしれませんが、
 
 
 
誰かが一部分について正しいと感じていることを話しているとしましょう。
 
 
 
すると、その人が話す【全て】が【正しい】と思いがち(錯覚しがち)になるんじゃないかなぁって。
 
 
 
その「人」がたまたま自分が普段感じている事と似たようなことを言っている=その人は正しい=その人の情報は全て信じるに値する・・という思考回路。
 
 
 
実は、それがとても危険なことだと感じるのです。
 
 
 
以前、朝の情報番組でアロマセラピーの事を特集していたのを観ていました。
 
 
 
アロマ研究家のような女性が出てきて、精油の効果を色々と説明しながら、ストレスが溜まった時はこういう香りが効果的ですよーとか、夏の疲れを癒して睡眠が深くなる方法などを話していたんです。
 
 
 
そして入浴するときに、アロマを使うことも勧めていました。
 
 
 
サッパリしてストレスを解消するのは柑橘系もおススメ!と言って、ある精油をお湯に数的たらす事を勧めていました。
 
 
 
・・・で、周りの芸能人やコメンテータ?と言われている人もその場にあるオイルの香りをかいで、
 
 
 
[わぁーいい香り!私も今晩試してみます!]

 
 
 
と言っていました。
 
 
 
でも・・・
 
 
 
私は昔アロマセラピーを結構深く学んでいたので、その精油の危険性も知っていました。
 
 
 
その精油には、光毒性も含まれていて、どのタイミングで付けるかによっても違いはありますが、肌の弱い人には良くない作用が出てしまう可能性がありました。
 
 
 
香りだけほんのちょっとタオルなどにつけて、時々夕方以降に楽しむなら良いけど、肌に直接触れる入浴剤にその精油を安易に勧めると、危険を知らない視聴者で、もしアレルギーを持っている人が使うと良くないのです。
 
 
 
特に夏などは何も知らずにその精油を買って、つい朝風呂などに入れてしまい、そのまま外出すると肌が炎症を起こして大変なことになるかもしれない💦
 
 
 
そのセラピストさんが話していた事で全てが間違っていたわけでは無く、良いことも沢山話されていました。
 
 
 
時間の尺もあって、きっと全てを説明しきれなかったこともあるのだと思います。(おそらく70-80%くらいは正しい事を話していました。)
 
 
 
だけど、残りの20%から30%くらいはアロマセラピーを本当に勉強したことのある人ならばあまり積極的に言い切れない情報を、効果的ですよ・・といって、不特定多数に向けたTV番組で話していたのです。
 
 
 
今回の動画を含めて、TV番組やマスメディアに流れている情報(権威のありそうな人達の言葉)=正しい・・とすぐに100%受け入れたり、自分の判断軸を持たずに鵜呑みにすることは、とても危険だなと、あらためて感じたんですよね💦
 
 
 
特に最近はあまりに情報の波が大きすぎて、思考力がストップしてしまいがちな状況なので、なおさらです。
 
 
 

HSPという用語の定義についての個人的な見解

 
 
・・・で、話は先ほどのお医者さんのお話に戻ります(笑)
 
 
 
別にHSPとカテゴライズされていようがされていまいが、私は自分の感受性の鋭すぎることには、幼少時からとても苦労してきました。
 
 
 
私の子供時代の社会は、そういった気質を受け入れてくれるほど成熟はしていなかった・・(笑)
 
 
 
 
精神を強くもち、根性で働き続けていた人達が、日本を世界一の経済大国にしたんだ・・という自負があった日本・・・そんな時代背景もありました。
 
 
 
でも、現在でも人からの何気ない一言や態度を気にして頭から離れなかったり、相手の気持ちが手に取るようにわかってしまって、鈍感に人と関わり合いを持つことが出来ないことに悩む人や、自分の繊細さや感受性の豊かさを持て余してしまい、苦しんでいる人は少なからずいます。
 
 
 
 
その人達は、長らく「自分はおかしいのか?」「どうして人と違って自分は様々な事を感じてしまうんだろうか?」と一人で悩んできたのです。
 
 
 
その中で、「HSP」という言葉(一種の枠組み)を新たに作り、その言葉が少しずつ広まる事で、社会には人より少し鋭敏な感覚をもつ人達がいますよ。という事を世間に(非HSPに)知らすことが出来るようになった。
 
 
 
社会が認知して理解することで、一つの出来事をより深く感じ取る特性を持つ人達が、周りに結構沢山存在しているんだ、、、ということが自然に受け入れられる土壌が出来つつあると、個人的に思うのです❗
 
 
 
またHSPという用語が生まれたことで、研究も進み、この感性を持つ人達は病気でも何でもなくて、脳の機能が少し他の人と異なっていたりするだけだという事もわかってきた。
 
 
 
今回の内科医の先生は、HSP=病名にカテゴライズされることで、被害者意識のある人は喜んでいる・・と言っていましたが、むしろ、逆なんじゃないかって思います。
 
 
 
相談すれば「気にしすぎだよ」としか言われず、一人で「自分の感覚はどこかおかしいのではないか?」と悩んでいたHSPたちは、「実は病気でも何でもなくて、ただ単に脳の機能が一部少し違うだけで、他は全く同じ。何の問題も無いんだ・・ということが、科学的にもわかってきて安堵している・・という方が多いんじゃないかと思っています。
 
 
 
最近のLGBTではないけれど、色々な人がいる事を世界に認識してもらう一つのきっかけにはなったと思っているんです。
 
 
 
もしかしたらこの医師が話していたように、自分がどこかに属する事ができて、悲劇の主人公よろしく被害者ぶってずっと生きていける・・と安心する人もいるかもしれないけれど。
 
 
 
そういう人はごく一部だと思うな。
 
 
 
 
ただ普段はHSPという言葉には縛られずに、自分の特性の良い部分を味わいながら、上手に社会の中で生きていって欲しいし、私自身そうありたい・・と思っているところです!
 
 
 
 
恐らくこの先生は、自分がHSPだなんだって細かいことにこだわらずに、自分が人や自身と上手に関われない根本原因をしっかり治して、あとは変に自分を枠にはめずにさっさと一生懸命生きろ!って言いたいんだと思うけどね(笑)
 
 
 
これから、HSPっていう言葉が益々広まっていくと思います。
 
 
 
そしてそれが広まり理解されると同時に、HSPに対して自論をぶちまけたり、がセ情報を流したり、批評したり、偏見を持つ人も増えていくことでしょう。。。
 
 
 
記事を読んで色々な考えを知る事は大事だし、参考にしたいと思えて自分がより善く生きていくヒントになる情報ならば取り入れればよいでしょう!
 
 
でも、自分がそれによって安易に左右されたり、ネガティブな気持ちになるようならば、そこから離れてもいいんじゃないかなって感じます。
 
 
 
むしろ、そんな時ほど、判断力をつけるためにも自分で深くHSPについて多角的に学び、自分の「観」をしっかりと育てて、それを軸に自信をもってHSPという特性を持つ自分の人生を進んでいってほしいなぁと思います💖
 

 
 
あっという間に三連休も終わってしまい、早くも夏の疲れを感じている人が多いと思いますが、身体の管理に気を付けて、ゆるゆると今週もスタートしていきましょう!
 
 
 
素晴らしい1週間をお過ごしください!!