HSPの私が気づいたこと

ひどい言動をした相手を許して、心が楽になる方法はあるのか?

皆さん、こんにちは。
 
 
今日は、寒い!ですね🥶🥶🥶
 
 
 
さて、社会生活(学校生活)を続けていると、様々な人と知り合う事ができますよね。
 
 
 
憧れてしまうような素敵な人と出会える時もあるし、逆にふいに嫌な言葉をかけられり凹むような事を言ってくる人がいたりします。
 
 
 
もし後者で、予期せずにグサッとくるような事を言われてしまったら・・・?
 
 
 
普段人と沢山コミュニケーションを取れているなら、さらっと流してしまうことが出来ても、リモート生活が長くなって人と実際に話すことが減っていたり、そもそもそんなに大勢の人と話す機会の無い人にとっては、たった1つの出来事が後をひいてしまうことがあります。
 
 
 
私も、今までたーくさんありましたよ、そういう事!(笑)
 
 
 
でも、段々と”割り切る”ことが出来てきました。
 
 
 
”割り切る”って、何だか冷たいみたいに思う人もいると思います。
 
 
 
でも、その凹んで出来事や相手を”許す”ことにもつながるし、何より自分が”楽”になれます❗❗
 
 
 
でもね、物事を割り切って気にしない・・という行為は、基本的に多くのHSPは得意じゃないです(笑)
 
 
 
だからもし何かあったら、最初は下記のように頭で考えて、相手への怒りや恨み?に心を占拠させないようにしていく↓・・という私なりのテクニックを細かくご紹介します(また途中で話が脱線する可能性がありますが・・・!先に謝っておきます・・)💛
 
 
 

もし相手から傷つく事やヒドイことを言われたことがあったら

 
 
相手から何かされて傷ついた時、そこにれは怒りが生まれている場合が多いです。
 
 
 
相手に全くとんちんかんな事(事実無根なこと)を事実のように言われたことによる怒り
 
 
 
配慮の無い言動で自分(私)を傷つけた相手の思いやりの無さに対する怒り
 
 
 
相手を信じていたのに裏切られたような気持ちになったことからの怒り
 
 
 
そして、とても傷つくことを言われてしまったのに、その場で言い返す事が出来ず、自分を守れなかった自分に対する怒り(これが一番大きいかも)
 
 
 
こんな風に考えてみるのが一つの方法です↓✨
 
 
 
 
自分が相手から受けた嫌な出来事/感情を最初はそのまま感じてみる。
 
 
 
ちきしょー!ムカつく!なんであんなひどいことを平気であいつは言ってくるんだ!
 
 
 
私は、以前は必死に良い人になろうとするばかりに、、そして言霊という概念を信じているばかりに、「どんな事があっても人を悪く思ってはいけないし、悪口を言ってはいけない」
 
 
 
・・と頑なに自分の本音に蓋をしていました💦
 
 
 
そして自分の気持ちから目をそらして、「これは自分の修行なんだ」「相手も人間。良いところもあれば、そうでない事もある。私がそれを消化すれば良いだけ」
 
 
 
・・などと自分の気持ちを(今にして思えば)追い込み、必死に気持ちを立て直す努力をしていました。
 
 
 
それは善き人が誰もが通る険しい道・・と、自分を励ましていたけど、それはそれは苦しい道のりでした(笑)。
 
 
 
そして、自分を押し殺してばかりいる割に、全然いい事は無いし、相変わらず私が心の負担になるような人達が人生に現れ続けました。
 
 
 
これはどうしてなんだろう?
 
 
 
私、こんなに頑張っているのに!!
 
 
 
約20年以上?!いってみれば自分流に理解していたスピリチュアル的な成長・・というか、人間として向上したいという想いを自分に強いてきた結果、何故か望む成功からどんどん遠ざかって、心が疲弊して、今までこんなに頑張ってきたのに、何も善くなってないじゃないか!という怒りへと変わっていったのです。
 
 
 
でも、それは自分の方法が間違っていただけだったと気づいたのです。
 
 
 
話が長くなるので、また別の機会に続きは話せればと思いますが、もしふいに嫌な想いをするような言動にぶつかったら、まず本当の自分の気持ちを大事にしてください。
 
 
 
怒りやムカつきは、それ自体がちょっとマイナス(ネガティブ)な感情だったとしても、あなたがその一時感じた本当の気持ちでもあります。
 
 
 
だから、それをまずは全身で感じてみるのです。
 
 
 
その後に、ちきしょー!絶対あいつの事を許さない!と思ったとして、段々と落ち込みモードから、少し心にエネルギーが出てきた段階で、もう一人の自分がポンと体の上の方から自分を見下ろしている感じをイメージしてみてください。(自分を客観的に見るフェーズ)
 
 
 
そして、そもそも嫌な想いをした相手との当時の状況を冷静に眺めてみる。
 
 
 
その後で、まだ怒りや恨みは残っている状態だと思うけれど、一旦「なるほど・・」と一息ついた後、自分が一番幸せを感じた過去の思い出を引っ張り出してきて思い出すのです。
 
 
 
例えばお気に入りの場所でお茶を飲んで幸せだーと思っていた時の自分。
 
 
 
海に行って潮騒の音を聴いて解放された気分にひたっていた自分・・。
 
 
 
何でもいいのですが、良い記憶を頭と心によみがえらせます。
 
 
 
そしてその幸せな状況に浸った後に、次のように捉えてみるのです。
 
 
 
結局今回のことは、自分には全く関係ない事で、そもそも思いやりの無い行為や言動を行ったのは相手であり、これは相手の問題であること。
 
 
 
まずは、自分が相手をこのように怒りに燃え上がらせずに済んでよかった。(相手から恨みのエネルギーを受けなくて済んだ・・ホッ・・という感じ。)

 
 
 
自分に非が無いのなら、とりあえず相手がただ不幸な気持ちから自分に言いがかりをつけているんだな、、ならば自分はまきこまれないよ!と心の中で宣言する(周りに誰もいない場所なら声を出してもOK(笑)。
 
 
 
そうすることで、自分が何か悪かったのか?とすぐに自分に責任を感じて反省しすぎてしまい、ずるずると引きずるというパターンに足を突っ込まなくて済むようになっていきます。
 
 
 
そして自分の存在価値をしっかりと感じて、これは相手の問題→自分は全く大丈夫!ということをしっかり自分に言い聞かせます。
 
 
 
その後は、自分の中にそれでもくすぶっている怒りを手放します。(タッピングがとても効果的でおススメです!過去記事: 怒りを上手く解放できなかったら ←の後半部分にタッピングの詳細が書いてあります)
 

 
 
最初の段階ではじっくり怒りを味わうことが大切ですが、それが済んだら手放す事がコツです。
 
 
 
何故なら怒りは掴んでいるとどんどん大きくなっていく事があるから。
 
 
 
 

「Forgive」許し&忘れることで、自分を取り戻す

 
そうはいっても、そんな簡単に理不尽な対応や不快なことをされても怒りを手放せるわけないじゃん!って思いますよね。
 
 
 
そういう時は、時間を決めて(タイマーかけて)まだしっかり自分が手放していない怒りを、外に出していきます。
 
 
 
実際に部屋で大声でわめいて怒りを発散させることもよし。
 
 
 
運動して体を動かすことで忘れる事も効果的。
 
 
 
声が出せない環境にいるなら、クッションを叩いて発散したり。
 
 
 
その後気持ちが落ち着いたら、「こんな事を言われたけど、私はこうしてほしかったな。。」と言う事を言葉に出すなり、書いてみてください。
 
 
 
「相手(●●さん)は、私が落ち込んで泣きそうな状況なのに、声一つかけてくれなかった。だけど、そういう人というだけなのかも。私だったら、後で廊下で会った時に一言声をかけるか、メールしたりして、もし話たかったら聴いてあげるなり、フォローしたけどね。。私の気持ちをもっと理解してくれると良かったのにな」
 
 
 
・・と、冷静に書いてみるのです。
 
 
 
そして、相手はああいう事を言っているけど(私にしてきたけど)、それは彼(彼女)の主観で云った(やった)だけ。そうされたことと、私の価値は全く関係ない!
 
 
 
私(自分)は私の気持ちを1番大事にして生きる。
 
 
 
人が何を言おうと自分が大事に思っていることを大切にして、それに合わない相手や、冷たい人からの言動は、自分の成長に必要な部分だけ切り取って、後は手放して忘れよう!
(自分の心が気分良くいられることが一番大事なんだ!)
 
 
 
と、自分の気持ちをしっかりつかんで、自分の価値を再度認めてあげるのです。
 
 
 
もし、相手に言われた嫌な言葉が自分の心から消えずに、その相手と今後も顔を合わせなければならない、どうしても仕事に影響する、早く負の連鎖を断ち切りたい、、という事があるならば、自分が相手に言いたい事をメモに書いて、事前に練習しましょう。
 
 
 
リモート環境であるならば、メモを書いてそれをパソコンのそばに置いて、相手に対して読み上げることは効果的です!(顔は自然な笑顔でいられるよう、練習してくださいね)。
 
 
 
HSPは心優しい人が多い故に、瞬間的に言い返せない(いや、本当は言い返せるけど相手を必要以上に傷つけなくないという気持ちが強く出てしまい、呑み込んでしまいがちになる)ので、
 
 
 
自分が心から納得いき、相手にも自分の真意がきちんと伝わる短い言葉を探して、それをメモ、または心に保存しておきましょう。
 
 
 
次に相手に会った時に、もし言えるような雰囲気だった場合は、リラックスしながら、用意した言葉を自然に伝えてみるのです。
 
 
 
私も以前、仕事関係で無茶ぶりされたあげく、全くこちらに非は無いにも関わらずに不当な理由で契約を切られた事がありました。
 
 
 
その時、あまりに怒りが湧いてきて、自分でもヤバイ!と思う位、すぐにでもメールで本人に怒りをぶちまけたくなる気持ちで溢れてしまったことが・・。
 
 
 
そして、相手のもっと上に位置する上司に言いつけたい衝動がおさえられそうになくなってしまったことがありました、、💦😓
 
 
 
でも何とか踏みとどまり、このまま私が一方的に言われるままになるものか!と、正確な状況を、自分の気持ちを落ち着かせながら、私情を省く形で短くメモにまとめました。
 
 
 
そして自分が一般の聴衆だったとき、一番すんなり心に響く言葉となっているか、何度もメモを推敲しました。
 
 
 
そう、あまりに正当性に欠いた行為に怒りが止まらず、次の定例会議で自分の意見をみんなの前で話してみようと決意したのです。
 
 
 
何度もリハーサルして、相手に伝わる声のトーン、言い方などを修正してして準備しました。
 
 
 
そして当日、次の定例会議(リモート、顔出し無し)の場でそれぞれ意見を求められるタイミングで、冷静に自分の気持ちを言ってみました。
 
 
 
落ち着いたしっかりとした声で、●●さんとの間の業務での状況、自分が受けた指示とそのアウトプット状況、自分の主張・気持ちなどを公平な視点を心がけつつ、全て伝えきる事ができました。
 
 
 
その時の爽快感といったら・・!!
 

 
向こうは何も言い返しませんでした。恐らく、反論できなかったのだと思われます。
 
 
 
何が爽快だったかって、周囲に自分側からみた事実を”自分の口で”伝えることが出来た。。ということです。
 
 
 
私だけが我慢すればよい、、とHSPは色々な気持ちを抑えることが多いけど、相手にはそれが伝わらないどころか、何の問題も無い、このままで良い、、とすら思われるようになっていく場合があります。
 
 
 
そして自分の気持ちをそのまま伝える事は、こちら側が思う程、相手が傷づくかない場合も多いのです!
 
 
 
それは対面でも同じ。
 
 
 
 
そして面白いのは、自分の気持ちを少しでも伝えることで、相手を許す事も簡単に出来るようになってきたというパラドックスが起きた事。
 
 
 
何でもやられっぱなしってやっぱり嫌じゃないですか!
 
 
 
 
勝ち負けの問題・・というのとは違います。
 
 
 
 
それよりは、自分の(心の)声をあげることは、何より大事な自分という存在を尊重することにつながっていくから。
 
 
 
私が海外で生活していた時、自分の意見を言えずもじもじしていたり、何か言いたそうにしていると、先生が良くこう言ってくれたのを思い出します。
 
 
 
”グレース、 Speak UP!!”
 
 
 
意訳すと、”グレース、声を出して(あげて)みんなの前であなたの意見を言ってみなさい”・・といったところでしょうか。
 
 
 
 
アメリカでは自分の主張を述べない事=その人は何も意見を持っていない、又は何も言わないということで、相手が何をしても許す・・という意味に捉えられると教えられました。
 
 
 
そういう文化だから猶更だったのですが ”SPEAK UP”という言葉は、自分の考えを声を出して(声を大きく出してあげて)ちゃんと発信しようよ・・と言っているようで、素敵だなと思いました。
 
 
 
自分の愚痴や怒りを、のべつ構わず全てぶちまけるのは、成熟した人間としてやることではないです。
 
 
 
 
だけれど、何かの言葉に混ぜて、時にはユーモアに混ぜて本心を伝えたり出来ると、自分の内側が何より喜びます。
 
 
 
 
練習あるのみ・・ですけどね💦
 
 
 
ほんのちょっとでも自分の言葉を心から外に出せて、相手のことも許していきたいですね。
 
 
 
少しずつ、少しずつ・・一緒に行っていきませんか?
 
 
 
 
部屋を暖かくして、素晴らしい日曜日をお過ごしください💖