HSPの私が気づいたこと

瞑想はHSPの大きな助けになる!脳の変化が生活の質を向上させる?

皆さん、こんばんは。
 
 
 
新緑も目にまぶしいこの頃、今日から東京も梅雨入りしたということですが、皆さんはどのようにお過ごしですか?
 
 
 
今日は面白い記事を見つけたので、「瞑想」と「脳のはたらき」について、ざっとご紹介してみたいと思います♪
 
 
 
 
ところで、皆さんは「瞑想」ってしたことはありますか?
 
 
 
 
最近は「Mindfulness(マインドフルネス=今この瞬間をじっくり味わう感覚)瞑想」など、流行っていますね。
 

 
瞑想・・と言うと、静かに座禅など組んで、ヒーリング音楽など流しながら目を閉じてじっとしている、、なんていうイメージを持たれる方も多いかもしれません。
 
 
でも、実は通勤途中、朝起きた時、寝る前・・など、5分~10分で簡単に出来るものもあるので、ぜひ日々の生活に取り入れて欲しいと思います。
 
(記事:LEEよりお借りしました)
1分瞑想にチャレンジ!
 
 
 
私はといえば、趣味で学生の頃から、もうかれこれ30年近く瞑想しています(年がバレる(笑)。
 
 
 
でも、修行僧のように毎日必ず出来るわけもなく💦 時々習ったりしながら、その時の自分に一番ぴったりくる瞑想を選んで、コツコツ続けていますよ🥰
 

何故瞑想を始めたか?

 
私が瞑想をはじめたきっかけの一つは、アメリカの女優シャーリーマクレーンの本などを読んで興味が湧いたことや、海外の記事で”瞑想の凄さ”・・のようなことが言われていたので、実際に自分でそのすごさを感じてみたかったこと。
 
 
また「瞑想」は本来、東洋が発祥の地と言われているし、欧米の人達の方が、ヨガや瞑想などにハマっていることの違和感も少しあったのです。
 
 
瞑想の意義や根底に流れる思想などは欧米人よりも、むしろ日本人の私達の方がすんなりより深く理解できるものなのでは?それなら、日本人としてきちんと知りたいと思っていた事。
 
 
 
そして何より(これが一番の理由かもしれませんが)筋金入りのHSPの私は、特に若い頃に、御多分に漏れず、ほぼ毎日、周囲の人の言動に傷つき、疲弊してグッタリしていました💦
 
 
信じていた友人達などからも手ひどい裏切りを何度か受けたことも重なり、「人からの刃に無防備に傷つけられっぱなしではいけない」と感じ始めていました。
 
 
 
また、ネガティブなもの(場合によっては一方的な嫌がらせを含む)などは、それを受けっぱなし&ずっと溜めてしまうと、自分の健康がやられてしまう!という危機感があり、自分で解消する手立てが必要だと真剣に考えたことがきっかけだったかもしれません。
 
 
思えば、あの時代は相当キツかった~。。。
 

 
だけどその事があったから、しゃかりきになって瞑想や様々な事(過去記事【タッピングの効果】たった10分でストレスが消えた話】は→こちら)を学び、今はこうやって心と体の健康と幸せについて、一定の自分の考えを築きあげることができました。
 
 
 
 
そのお陰もあってか、日常の出来事にあまりブレることもなくなり、同世代の友人・知り合いよりも、かなり健康体に(笑)! 10代、20代の頃よりも格段に元気です💖 
 
 
 
 
自分に起きる事には、すべて「必ず意味がある」と言われていますが、真実なのですね👍
 
 
 
だから、もしこれを読んでくださっている読者の皆さんで若い方がいたら、ぜひ今から瞑想を試して欲しいです!
 
 
 
 
そして、HSPの繊細な心を持ちながらも、ネガティブな出来事に引っ張られずに、今しかない、若さで溢れる時間を楽しんで欲しいと切実に思います。
 
 
 
そして、もちろん40代以降の皆さんにも、この瞬間から「善い事」により多くその素敵な感受性を使っていただき、人生の質を高めて欲しいと願っています💖
 
 
 
 
 

瞑想の効果って何?

 
体験したことのある人はわかるかもしれませんが、(少なくとも私の場合)瞑想は薬の痛み止めのように、始めてからすぐに効くようなものではありませんでした。
 
 
 
長く続けていく内に、本当に少しづつ、「自分の意識」が変わっていきます。
 
 
 
その事で、外側の状況はあまり変わらなくても、自分の「視点」や「感じ方」、相手との距離の取り方(心の距離)などが変容する。
 
 
 
その内、しつこくこだわって、自分で(気づかないうちに、しっかりと(!))握ってしまっていた相手の言葉や態度、表情、、とか、そういったものを手放しやすくなって、「あまり気にならなくなる」ことが増えてくる。。。
 
 
 
そして、そういう感覚になってくると、不思議と周りの世界も(それに連動しているのか)、少し変化してきて、あ、そういえば嫌な事が起きる頻度も減ってきたな、、と後で振り返ったときに気づきました🍵
 
 
 

実験でわかった瞑想による脳の変化

 
瞑想は、外側の世界で起こったことから距離を置き、自分の内側に意識を向けることで、一旦気持ちを冷静に落ち着かせることが出来るという効果があるし、自分でもその良さを実感しています。
 
 
 
でも、それと同時に、瞑想は脳自体にかなり良い変化を起こせるということが色々な研究でわかってきたようです。
 
 
今日は、その一部をご紹介します!
 
 
 
1990年代後半、Richard Davidson氏という、ウィスコンシン大学感情神経科学研究所の神経科学者・心理学者が、ダライ・ラマの配下で長年修行を重ねてきた瞑想者8人を、彼の大学の研究室に呼んだそうです。
(写真はイメージです)
 
そこでリチャードさんが、各僧侶の頭皮に数百個のEEGセンサー(脳波計センサー)を取り付けて、脳内の異なる領域から、瞑想中の電気的な活動を記録しました。
 
 
すると、今まで見たことのないような脳波が計測されて、リチャードさん含めて、周りの科学者がびっくり仰天したんだそうです!
 
 
 
何故なら、脳波を測り始めてから15秒後、僧侶たちの脳は、瞑想中であれば、ふつうはゆっくりした脳波(*)が出るはずなのに、逆にスピードアップし始めたから。
(*) 通常は、瞑想で心が静まってくると、アルファ波、シータ波、デルタ波という順に周波数の低い脳波が大きくなっていき、シータ波が大きくなると、脳が潜在意識にアクセスしており、デルタ波が大きくなると無意識にアクセスしていわれています。
 
 
リチャードさんたちも見たことがないほど、僧侶の人達の脳はたった15秒で活性化したのだそうです。
 
 
その時の実際の映像が見つかったので、ご紹介します!(英語のみ)
Medication’s impact on the brain(Youtube):


 
 
モニターには、25〜70ヘルツのガンマ帯域の活動が持続的に映し出されていたそうで、僧侶の人達は、ベータ波(通常の覚醒時の脳活動)から、ガンマ波優位へと急速にシフトしたという、予測していなかった結果が出たのでした。
 
 
 
ガンマ波(30〜100Hzくらいの域の脳波)とは、脳波の中で最も高い周波数で、脳が最もよく働いているときに使われるものです。
 
 
 
そしてガンマ波が出ると、脳細胞が新しく作り出されたり、脳のシナプス(神経細胞、筋肉、腺にメッセージを送るために電気インパルスが飛び交う部分)に変化を起こし、脳の回路が組み替わったりすると言われています。
 
 
 
僧侶たちの脳が、このような状態に素早く到達できるのは、長年の集中的な瞑想の修行によって、神経処理が変化しているため、それを可能にさせているとのこと。
 
 
 
この時、研究に参加した僧侶さんたちは皆さん中年と言われる年齢層だったそうですが、彼らの脳波は、頑強で健康な若者のグループと比べて、はるかに首尾一貫していて、組織化されていた・・と後でリチャードさんは語っていました。
 
 
 
僧侶が瞑想せずに普通に静かに過ごしている時でさえ、初心者の瞑想者の人達と比べてガンマ帯の活動比率が高い証拠も示されたそうです。
 
 
 
この高揚した脳の状態は、脳の左前方部(”喜び”に一番関連する部分)を活性化して、短期的ではなく、恒常的な感情の改善ももたらした、、とリチャードさんは語っています。
 
 
 
つまり、瞑想を続けていくことで脳自体が根本的に変化していく!
 
 
 
ということ👍
 
 
 
その後の研究で、リチャードさんは一般の人が瞑想した場合でも、脳波のパターンを変化させることを実証しました。
 
 
 
チベットの僧侶が帰国後に、マインドフルネス瞑想を8週間(1日30分だけ)実践しただけのボランティアの人達の脳波を調べたところ、脳の「幸せ思考」部分の活性化が増加したことがはっきりと研究結果で出てきたのです。
 
 
だから瞑想って、宗教っぽい行為、ヨガが趣味の人がやってること、またはただ目をつぶって静かにしていること・・みたいに思っている人もいたかもしれませんが、実際に脳に大きな影響を与えられるということ。
 
 
しかも、チベットの修行僧のように24時間瞑想に集中できる環境にいなくても、2か月くらい隙間時間に瞑想をするだけでも、脳に変化が起きているというのは、すごい事です。
 

脳は同期する

 
 
また、チベット僧の研究でわかったことは、彼らのような達人が瞑想をして、ガンマ波を出して脳が極めて速い周波数で活動すると、脳全体の脳波が同期して活動し始めることもわかったそうです。
 
 
 
今までは右脳・左脳・・・のように、脳の各部分の機能が独立して分かれていて、例えば考え事をしたり文章を書いたりするときは左脳が活発に動き、芸術的な事などを行う時には右脳が・・・という話はよく耳にしてきましたよね?
 
 
でも、最近わかってきたのは、少なくとも25件の瞑想の研究から、瞑想中に別々の機能をもつ、脳の4つの領域間の脳波活動が同期することが判明しました。
 
 
そして、チベット僧の脳もそうだと思われますが、瞑想をずっと行うことで脳内が変化してくると、ベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波の4つの脳波の出る分量が同じような大きさになってくることがわかったそうです。
 
 
例えば、先ほど言ったようにリラックスしている時にはアルファ波が大きくなる・・ということではなく、知的作業を行う時に出る脳波、深く無意識までつながる時の脳波・・など4つの異なった脳波が同時に同じくらい出るようになる、、とのこと。
 
 
更に驚きなのは、瞑想を習慣的に続けていると、チベット僧の人達のように、瞑想をしていないときでも、脳全体が同期して、覚醒脳の状態が維持されるようになります。
 
 
これをアメリカのAwakend mind研究所という所では、この脳の状態を「進化脳」と呼んでいるとのこと。この「進化脳」について、興味深い記事を更に見つけたので、参考までに載せますね↓
(ExaBase コミュニティより記事をお借りしました)
「この状態になると、自分と世界が1つになった「ワンネス」の感覚になり、仏教で言うところの「彼我一如」の境地だ。
そして究極は、ガンマ波を含めたすべての脳波が一斉に高くなる状態で、「究極脳」と呼ばれている。瞑想中にこの状態になった人は、仏教で言うところの「空」や「無我」の状態になるようだ。
同研究所はこれまでに数千人以上の脳波を解析し、瞑想指導を行ってきたが、サイキックやヒーラーと呼ばれるような超能力者や、トップクラスの経営者の中に「究極脳」の波形を示す人が多かったという。」
 
 
Peter Fenwick氏(オックスフォードのラドクリフ病院、セント・トーマス病院、ベツレヘム病院、モーズレイ病院精神医学研究所の神経精神医学コンサルタント)は、
 
 
「対話(会話)やその他の多くの機能が脳の両側で生み出されていること、脳は全体として動作できるときに最もよく働くことを示す」、という証拠を集めて実証しました。
 
 
特に瞑想中は、両側が特に調和の取れた形でお互いにやり取りしているのだそうです。
 



そのことで、脳全体を使っている状態になるとのこと。






こうやって瞑想についての研究が沢山行われると、脳の働きがどんどん解明されて興味深いですね!
脳は、確かにどこか一部が活発化することもあるでしょう。






でも脳の各領域が連動して、全ての脳が活性化することで、一番脳の力を発揮できるんですね!







それが『瞑想』によって実現できるということ。






そして、瞑想を続けることで、どんな時でも、






自分が「幸せ」を感じられるよう、脳自体が変化するということ。







これは凄いことなのでは?と改めて感じています💝 








つまり、私達HSPのように感じやすい感受性を持っている人でも、








脳が高い状態で働いていることで、今までなら傷ついていたこと、不快に感じる事、悲しくなる出来事・・が
意識にひっかからなくなる・・ということが起こる可能性を秘めている💖







そして、HSPならではの、良いものや美しいものは、すぐにキャッチして喜びの感覚がより強まるということ。







もちろん、このことを知ったところで、明日から生活が全てバラ色の生活になるわけではないです。








現実に何かあれば実際に対処すべきことは、自分で出来ることは行う・・というスタンスは保持してください。





でも、、、、





周りは変えられなくても自分は変えられるということも真実。







それを強力にサポートしてくれる1つの方法が瞑想なんですね(科学的にも研究結果が出て実証されてきているのは嬉しいこと♪)






HSPだからこそ、自分の脳を活性化させて、幸せを感じ取る方に集中する脳へと変化していきませんか✨✨✨




 
今週もはじまりましたが、今この瞬間を楽しんで、良い1週間をお過ごしください!