暖かい日と涼しい日が交互にきていますが、皆さんはお元気ですか?
気候が変わりやすい時は、体もバランスを崩しやすくなるので、お互い気を付けていきましょう!
では、今日はHSPの人におススメの映画(100%私の独断で選びました🤭🤭)などをご紹介していきたいと思います🎉
*もくじ*
映画鑑賞はHSPにとって、どんなメリットがあるのか?
私は、個人的に映画が大好きです😊
皆さんはどうですか?
私の場合、小さな頃から音楽や映画鑑賞などのエンターテインメント系が好きで、いつも元気をもらっていたので、大切な趣味の一つとして考えていましたが、実は映画鑑賞がHSPの人全般に対して、使い方によっては良いものになるのでは?と感じるようになってきました❗
そして、今ではそれが確信になりつつあります。
よく映画館で入場待ちしていると、先に見終わったお客さんが、とてもすがすがしい顔(笑)をして出てくる光景ってありますよね?
悪者をバッタバッタとやっつける主役に自分を重ね合わせて、最後に征伐。いやぁ、気分最高ー!という気持ちで映画館をあとにする人。
ハッピーエンドで幸せになった主役に感情移入して、良かったわぁ💖・・と、こちらまで幸せになって出てくる人✨
そんなお客さんたちの表情だけで、今から自分が観る映画が良い(面白い)作品かそうでないか、、がほぼわかってしまうという・・・(笑)
とにかく、HSPの人に限らずですが、映画に入り込むと、日頃のうっぷんを束の間でも忘れる事が出るし、ストレスを和らげることが出来ますね!
私も人生で上手くいかない事が続くと、体まで重く感じるほど疲弊してしまう事が何度かありました。
でもお気に入りの映画や、感動する作品、または大ヒットしている爽快アクション系の映画などを観終わると、全身に力が戻ってきて、よぉし、やるぞー!なんて心の底から元気になるから不思議です🥰
HSPにとって、安心できる環境で観る映画は、心理的なストレスを解放するための効果的な手段の1つといえるんじゃないか、、と実体験から感じるようになりました。
HSPは、普段の生活で自分の周りに起きた事にとても敏感に気づきます。
そのため、学校・会社・街の人混み・・などで過ごすと、知らず知らずの内にストレスをため込んでしまいがちです💦
でも、そんな時に映画館で好きな俳優の出る良作の映画や感動作品、また好きなアーティストのPVやYoutubeを、誰にも邪魔されない部屋で一人でじっくり鑑賞することで、本来の自分自身を取り戻して活力が戻ってきたり、または安心してリラックスすることが出来るんです🤭
前回の記事(【HSPあるある】考え事やストレスで、上手く眠れなくなってしまった時に出来ることは)でも書きましたが、HSPは共感性が高いため、いつも相手のことばかり慮り、自分の気持ちを後回ししてしまったり、直接口に出して言えないこともあります。
そんな時に、映画でガンガンと自己主張する女性の物語や、アクション映画で主役と一緒になってワクワクすることで、自分の貯めこんでいた感情を解放したり、また自分自身も(こうやって表現すればいいんだな。。!)と、映画の主人公たちの生き様から、実際の生活でのヒントを得ることも出来るのです。
生き方を学び感化されることで、より強くなり&人をより深く理解できるようになる
卑近な例として私の経験をお話すると、、、。
私は昔帰国子女で、親の仕事に伴い、何度か欧米と日本を行き来していました。
当時アメリカは人種差別がまだ根強く残っていて、よく幼稚園や小学校に行くと、【Hey Chinese!(中国人!)】と呼び止められ、目を指で上に釣り上げて舌を出しながら、追いかけてきた男の子たちが沢山いたものです💦
良い人もいっぱいいましたが、一方で、私の外見がアジア人というだけで、差別や嫌がらせをする子もいる。。白人ではないというだけで怖い目にあうという経験は、子供には衝撃でした💦 (親も大人のもっとスゴイ世界で苦労していましたっけ・・💦)
そんな過去があってか、例えば人種差別と闘ったキング牧師や、沢山の偉人たちの実話をもとにした作品を観ると、心の底から彼らの生き様の凄さを感じて、何度も勇気をもらってきました👍
「自分でももっと出来る事があるかもしれない!」って。
また「自分がいかに小さな世界で悩んでいたのか・・!」とハッとしたり、
「日本に住んでいる自分は、今とても恵まれている状況なのだ」
・・・という事に気づけたりします💡
また別の話として、例えば会社の人間関係でツライ想いをしている時に、帰宅して偶然会社の人間模様を描いたドラマ作品を見ることになったとしましょう。
ドラマの中で、ある先輩が後輩にイラついたり強くあたっています。でも、実は帰宅すれば認知症の親の介護で懸命に尽くしていて、親は息子に苦労をかけてばかりで息子の名前さえ覚えていない。。そんな日々に疲れきっている人だった・・。とか、
いつもピリピリしていた厳しい先輩が、裏ではシングルマザーで非行の子供に悩んでいた場面など観ていると、ふと「あぁ、あの先輩も何かプライベートであるのかもしれないな。」・・と、自分の今抱えている悩みに置き換えて、違う視点から抱えている問題が見えてくる事があったりします。
HSPは、悩みだすと解決策を探そうと突き詰めたり、狭く深い世界に入り込む場合があります。
でも自分の周りの人が、普段会社で接するだけではわからない一面があるというのを、意外とこういったドラマや映画で客観的に見ることで気づいて、ぎちぎちにコリ固まった枠が緩み、改めて俯瞰して冷静に捉えることが出来るきっかけになったりします。
また、今までコロナ渦で直接対面でコミュニケーションをとる事が極端に減っていた事もあり、日本全体が人間の裏まで想像して思いやったり、理解し合おうとすることが少なくなってしまいました。
そんな今だからこそ、映画で色々な人の人生を見ることで得られるものって、大きいです。
私がおススメする映画3作品 (+追加で1作品)
というわけで長々と書いてきましたが、お待ちかね(笑)のHSPである私のおススメする、HSPの心が喜びそうな映画3作品をご紹介します✨✨✨
正直、他にもおススメしたい映画は沢山あるのですが、今回は、この3つだけ選びました。
煩わしい日常を忘れて感動気分を味わいたい人、ハッピーな気分に浸りたい人などの参考になれば嬉しいです💛
①素晴らしき哉、人生!(1946)
監督:フランク・キャプラ
主演:ジェームズ・スチュワート
この映画はかなり古いです! しかも、、というか、だからというべきかモノクロ映画です!(最初に言っておきます)
個人的にモノクロ映画って何だか怖くて好きじゃない私がおススメするくらい、最後はジーンと感動する映画です😊
巨匠キャプラン監督が製作し、アメリカの良心と言われたジェームズ・スチュワート主演による映画作品。
とても善良で賢い少年(青年になってからは、J.stewartが演じている)が、弟を助けるために自分が事故にあったり、最愛の人と結婚してからも沢山の困難に遭うのですが、それを見た神様が、ある天使を地上に遣わします。そして・・・というお話(後は見てからのお楽しみ。笑)です。
ネタバレとなるので詳しくは話せませんが、この地球上のすべての人は意味があってこの世の中に生まれてきたのだ。。全ての人が等しく大事で尊い、というメッセージを強く感じる名作です。
古い映画はちょっと苦手・・という人でなければ、ぜひ一度観てもらいたい作品です。
②ホリデイ(2006)
監督:ナンシー・マイアーズ
主演:キャメロン・ディアズ、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット他
■参考サイト
かなりヒットしたので、記憶にある人も多いと思いますが、これから春に向かう今ではありますが(笑)クリスマス・シーズンを舞台にしたラブコメです。
アメリカとイギリスという離れた場所に住むキャリアウーマン2人が、互いの家にステイする(家を束の間交換する)サイトで初めて知り合い、実際に滞在する中で起きる出来事や人との出会いで、それまでのコンプレックスが解放されたり、独りの女性として自立していく・・というストーリー。
映画全般にわたって、お洒落なだけでなく、丁寧に暖かい雰囲気で描かれています! またアメリカのLAとイギリスの片田舎が舞台のため、美しい情景が広がり、音楽もとても良いです! 何も考えずに見る事が出来て、ハッピーな気持ちにさせてくれる映画ですよ👍👍
③42 ~世界を変えた男~(2013)
監督:ブライアン・ヘルゲランド
主演:チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード
■参考サイト
実は、この映画がちょうどNHKBSで放映されていて、映画館で観た時の感動を思い出したこともあり、今回紹介させてもらいました✨✨
先月WBC決勝戦で日本中が盛り上がったばかりのタイミングということも重なり、アメリカの野球全盛時代(1947年~)に黒人としてはじめてメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン選手(1919-1972)の、実話をもとにした映画作品を紹介させてもらいます。
おじいさんがアフリカから連れてこられた奴隷、そして父はロビンソン選手が生まれてすぐに蒸発し、母親はメイドとして働きながらも生活保護を受けていたという、経済的にとても苦しい状況の中で育ったロビンソン兄弟。
でも優秀でスポーツに頭角を現したロビンソン選手は、スポーツ奨学金を得て高校・大学に入学。その後さまざまな経験を経て、戦争後に大リーガーとしてスカウトされ、ドジャーズの傘下である3Aのモントリオール・ロイヤルズに入団します。
当時のアメリカで、人種差別はどのようなものだったのか・・というのが、野球という世界を通じて描かれていて、途中私もフラッシュバックじゃありませんが(笑)胸が痛みました。先ほどの話ではありませんが、あの時代に黒人一人が白人の中に入った時にどのようなことになるか、そしてロビンソン選手や周りの人がその中でどう対応していったのか? 人間の尊厳について、本当の強さについて、人間同士の絆、、そういったものがいっぱい詰まった映画です。 これをみて、私は勇気、そして想いを貫く事のすごみ、本当の人間としての器・尊厳・・などなど改めて学びました!
野球好きの人も、そうでない人も、皆さんが観て最後は感動いっぱいとなる映画だと思います❗
センシティブ(Sensitive)(2015)
以前過去記事でもご紹介したので、今回おまけで再度掲載しておきます😉
Dr, Elain Aronさんも出演されていて、彼女の著作が原作となるHSPを扱った映画です(ドキュメンタリー映画=日本語字幕あり)。
映像も自然の中で撮影されたシーンが多く、とても綺麗で、ゆったりした気持ちでHSPとは?HSPである事の悩みは?などなど、多岐にわたりHSPについて知る事が出来ます。
他にもHSPの恋愛について深堀した作品もありますよ。
下記サイトから購入かレンタルが出来るので、参考までにリンクを貼っておきます。
■参考サイト
HSPが映画鑑賞の際に注意したら良い点
さて、普段あまり映画を観ないHSPさんには特にお伝えしたいですが、映画を観る時には下記には十分気を付けてください🌟🌟🌟
刺激の強い映画は避けよう(暴力性の強いもの、スプラッター系、ダークサイドの人間像を強調する系、残虐なもの、光の強いもの等)
先日、私事ですが話題のインド映画「RRR」を観に行き、観た途端に激しく後悔してしまいました(笑)
あまりに、殺し合いのシーンや暴力シーンが多かったからです💦
勿論ストーリー自体は面白くて、最後は良かったのでまぁいいかなと自分を納得させて帰りましたが、期待以上に刺激の多いシーンが多いため、これから見に行く方は気を付けてくださいね。(それぞれの国のカラーが映画にも出るので、興味深いです)
特に最近は興行収入を狙って、時代を反映させた暗めのアクション映画や暴力要素の強い映画がとても増えています😢😢😢
そういうものが大好きで、慣れている人なら構わないのですが、ただ世間的な評価が高いから・・とか、好きな俳優が出ているから(好きな俳優が必ずしも良作に出ているとは限りません!)、、または周囲が面白いと言っているから、、というだけで観に行くことは絶対おススメしません💦
音は小さめに。。。
HSPは音に敏感な人が多いです。
聴覚が刺激され過ぎると、心理的なストレスや不安を抱えている場合にはその症状が重くなる危険性もあるため、もし音が大きいと感じたら、すぐに低くして、心地よい音量に調節しましょう。(映画館では難しいかもしれませんが、席を移動して少しでも変わるようなら、そうしてみましょう)
また、ノイズキャンセリングのイヤフォンをすると、音は大きくしなくてもよく聞こえるようになるので、そういったものを効果的に使うのもおすすめです。
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光の激しさ(フリッカー等)にも気を付けて
映画を勧める一方、見過ぎには要注意です💦
スマホもそうですが、長時間ディスプレイを眺めることで、「ブルーライト」やちかちかする「フリッカー」が目に大きな負担をかけてしまいます。
眼精疲労は勿論、視力低下、クビや肩のコリ、自律神経の乱れ、冷え、、など体によろしくない影響を与えるため、20分見たら遠くを眺める、長時間見過ぎない、など、意識的に目を休ませながら、楽しみましょう!
『参考資料』:
視覚刺激が誘発する不快感と身体動揺(千葉大学大学院工学研究科よりお借りしました)
まとめ
今日も最後まで読んでいただき有難うございます!
映画は娯楽と言われますが、過去から今まで、映画の中には「生きるって素晴らしいんだ!」ということを思い起こさせる素敵な作品が沢山あります❗
今は映画作品情報がネットで沢山出ているので、ぜひそれらを参考に、ピンとくるもの、自分の心の内側から「観たいな!」と思える、感覚的に合ったものを観て、沢山の”幸せ”や”元気”をチャージしてみましょう。
そして、良いエッセンスをすぐに感じ取れるHSPだからこそ、出来れば心が高揚して、ハッピーになるような作品を選んで観て欲しいなと願っています🥰
音・色、様々なエッセンスを深くキャッチできるHSPは、眼や耳に入れるものは、自分に合った良質なものを選ぶよう心掛けてみてください💛
そうすることであなた自身の感覚も守られ、また、気持ちや雰囲気が良い方向に変わっていきますよ(ぜひ、ためしてみてくださいね!)🌟
今日もお疲れ様でした!明日も良い1日となりますように・・・🌟