HSPの私が気づいたこと

HSPが心を守りながら生活する方法(会社編)

皆さん、2023年が始まりましたがお元気ですか?
 
 
 
お陰様でグレースはとても元気です😊✨
 
 
 
 
 
 
コロナとインフルの同時流行・・というニュースも流れていて、相変わらずの世の中。。。
 
 
 
 
まだマスクも無しでは人混みの中を歩くことはちょっと不安な状況が続きそうですが😭💦
 
 
 
「外のウイルスや他人は自分でコントロールできない」という事実を突き付けられる日々が続いたとしても・・・
 
 
 
 
自分の「心(マインド)」だけは、自分の考え方次第で明るく・自由に変えることが出来るんだ~!と気持ちを切り替えていきたいですね!
 
 
 
 
今日は、私が昔職場で出会ったあるマネージャーさんの話などを交えながら、HSPが周りの環境に大きく影響されずに、それなりに心を守りつつ社会生活を送るためのヒントなどをお話します。
 

消耗した20代・30代の会社員時代

 
 
 
HSPという言葉など何も無かった時代に、自分は20代や30代を過ごしました。
 
 
 
まだ企業が、本当の戦力とした女性を今ほどは求めていなかった時代。
 
 
 
私は、それでも女性という特質を生かしてプロとして働き続けられるよう、数社で主に秘書を生業として働き続けました。
 
 
 
今思えばHSPだったこともかなり影響していたと思うのですが、人からの攻撃やピリピリした空気、上司のストレスによる(はけ口として)八つ当たりなどを受けての激務などが重なり、ストレスを抱え込むたびに転職を繰り返していました(過去記事にちょっと書いています:繊細さんと転職回数)。
 
 
 
本当は日系企業の優しい雰囲気が性格的には合っていたのかもしれませんが、帰国子女だという事もあり、基本的に各自が自立して、個人行動がとれる環境が一番心地よく、団体で協調的な行動が求められがちな(例:ランチを食べるにも何をするにも一緒でないといけないような雰囲気(特に女性の仲間グループ))日系企業で長く働いていくことは息が詰まる想いがして耐えられませんでした(涙)。
 
 
また(慣れてしまえば大した事はなかったのかもしれませんが)、付き合い残業、飲み会があれば絶対断れない(=2次会、3次会は当たりまえ。断るための言い訳を考えるだけで胃が痛くなった(笑))・・・など、日本独特の風習がまだ根強く残っていた時代だったこともあり、それが今後何十年も続いていく(・・と当時)考えた時に、
 
 
 
「私には恐らく無理・・・」
 
 
 
 
・・・と気づき、外資系企業を軸足に転職活動を行うようになりました。
 
 
 
一方、外資系企業は個人を尊重し、日系企業よりはドライな環境が私に合っていたと思っていたものの、入ってみて肌身に感じたのは、非常にシビアな成果主義、Just Do Itの世界でした。
 
 
 
女性社員もどちらかといえば温かい・・というよりはドライ&冷静(勿論色々な人がいて一概には言えないですが、全体的な印象として冷たい?)な感じ。
 
 
 
人は人。自分は自分。とりあえず自分の仕事はしっかりやりますから、あなたも自分の業務は絶対にしっかりやってね。。という感じで、誰か困った人がいても、常に助けて支え合う・・という雰囲気ではありませんでした。
 
 
 
皆仕事にやりがいを感じているけど、がむしゃらに効率的に働き、自分の仕事が終わればそれぞれ帰宅する(または、気の合う人とだけ集まって食事会や飲み会へ)。
 
 
 
また入ったばかりで右も左もわからない私にも、どんどんと英語や日本語でのトレーニングやマニュアルの独学が課せられ、その後すぐに怒涛の如く実務が割り当てられました。
 
 
 
わからなくても、基本的には「自分で調べてやってください」、、というスタンスの企業が多かった。。
 
 
 
「パソコンに障害が出てしまったようなんですが・・」→「自分でシステム部に電話して対応してください。」
 
 
 
「システム部の連絡先ってどこですか?→「イントラ(=社内の人だけが利用/閲覧できる企業ネットワーク)で調べてみてください。」
 
 
システム部に電話をすれば→「社内のイントラに載ってるのでそれを見て対応してください。もしそれでも回復しない場合は、イントラにある申請書に必要事項を書いて申請してください。」
 
 
「え?どの申請書を使えばいいんですか?またその申請書はイントラのどこにあるんですか?」
 
 
・・・いちいちこちらが確認しないと、こちらの立場にたった、親切な回答はしてくれない文化がありました(私のいた会社が極端だっただけかもしれませんが。。。😓)。
 
 
 
そして、仕事をやってます!できます!と、(本当は大して仕事が出来ない人でも(笑))、ポーズだけでも主張・アピールしていかないと、どんどんと「その他大勢」の中に取り残されていってしまいます。
 
 
 
そんな環境についていけない人は「できないやつ」または「使えない人」とされ、合わない人はメンタルがやられるか、体調を崩して辞めていく世界でした(※あくまで私が働いていた数社の話です)。
 
 
 
気にしないように努力していても、常に周囲の環境を自動的に敏感に察知していた私は、外資系企業の雰囲気やシビアさに辟易しながら、どうやって落ちこぼれずに乗り越えていけるのか、必死で考え行動していました。
 
 
 
強い人達のキツイ言葉や陰口・批判を日々受けてもくじけないよう、そのストレスを何とか乗り越えたくて、デールカーネギーの「道は開ける」などの自己啓発本(笑)や心理学の本、歴史上の人物・著名人・実業家たちが書いたエッセイ他をこれでもか!と読み漁り、勤務時間の後や休日にはヨガ教室に通ったり、スポーツクラブで汗を流したり。。
 
 
早朝に起きてウォーキングもやったし、良いと思った癒しの方法を色々と試したり、友達と会って気分転換を図り・・・と一通りがむしゃらに全力でチャレンジしました。
 
 
でも、週末気分を切り替えても、また会社に出社すれば結局元の木阿弥に。。。
 
 
 
最後には厳しすぎる環境に我慢しきれず、かといって、現状を変えるために自己主張することも出来ずに、ストレスにまみれ身心が不調に。
 
 
 
 
そして最後は「このままでは自分がダメになる(何とか自分を救って立て直さないと!)」と悲壮な危機感(笑)から、何度も転職を繰り返してしまっていたのです。
 
 
 
その度に、親や友人達からは、
 
 
 
「そんな事で転職してどうする」
 
 
 
「繊細すぎる」
 
 
 
「そんな弱くては世間で生きていけないよ」
 
 
 
「気を使い過ぎるから疲れるんだよ。もっと図太くなりなよ。」
 
 
 
・・・と様々なアドバイスや批評(笑)を受けていました。
 
 
 
でも、私はどの職場でも自分としてはMAX頑張っていたのです💦💦💦
 
 
 
でも一定以上の出来事が重なると、それまでいっぱいいっぱい我慢していた体や心が耐えられなくなってしまいました
 
 
 
自分が繊細過ぎるなんて、自分が一番良くわかってる
 
 

 
だけど、そんな自分の感覚をどうやって図太くすればいいか、わからないから困っているんだよ
 
 
 
気を遣わなければいい、っていうけど、自分でも知らないうちに相手を想って気にかけてるだけで、直せない。
 
 
 
それに、もし急に気を使わなくなったら、それこそ「嫌なやつ」って会社でいづらくなるだけで、それはそれで怖い。
 
 
 
一体どうすればいいの・・???
 

 
 
 
誰も私の辛さをわかってくれない・・・😭😭😭
 

 
社会人となって、人間関係の厳しさや仕事でへとへとに疲れていた私の心は、上手くやってる同僚や友人達を見ながら、孤独や焦りを深めていきました
 

 
そして、コントロールするのが難しい自分の感覚:「いちいち全てを受け止めてしまう、繊細すぎる性格」に直面して、一人苦しくもがいていました。
 
 

素敵なマネージャーのOさん

 
 
そんな20代後半のある時期、外資系の超ハードなコンサル会社で秘書をしていた時の事です。
 
 
 
ある管理部門のマネージャーでOさんという女性がいました。
 
 

 
その人はとても綺麗で、仕事も出来て、人の悪口なども一切言わない、一目置かれていた女性でした。
 
 
 
ある時期、Oさんも体調を崩して休職していたと風の噂で聞いていましたが、私が入社して会った時には既に回復されて、日々仕事もこなして元気に働いていました。
 
 
 
時々廊下で会った時にも、元気?と声をかけてくれたり、Oさんは優しくて軽やかで、仕事もコンスタントに結果を出していて、素敵だなぁ。。と憧れる存在でした。
 
 
 
・・・と同時に、こんな疑問も私の心の中に湧き上がったのです。
 
 
 
こんなにきつい会社で、激務をこなしているのに、なんでOさんはあんな風に人の足も引っ張らず、自分を保っていけるのだろう。。
 
 

 
 
Oさんはどちらかといえば可憐な雰囲気の人でした。
 
 
 
一時期流行っていたバリキャリの、いかにも強そうな女性とはタイプが違い、穏やかな人でした。
 
 
 
どうやったら、Oさんみたいにきちんと自分の主張も通しながら、この会社に馴染んで働き続けることが出来るのだろうか・・・???
 
 
 
部署が違っていたため、いつもOさんの働きぶりを見ることはできなかったのですが、先ほど書いたような疑問は心のかたすみにあった私でした。
 
 
 
それが、たまたま二人で会議室の前で立ち話をしている時に、Oさんのある立ち振る舞いから、その秘密が垣間見えた瞬間があったのです。。。
 
 
 

Oさんの手法とは・・?

 
 
それは・・・
 
 
「Oさん、XXXXの営業の方がお見えになっています」
 
 
と、受付の女性がOさんを呼びに来た瞬間でした。
 
 
 
それまで私と笑顔で話していたOさんが、受付の人に「はい」と言いながら、
応接室に向かうべく、くるっと顔を翻した瞬間!
 
 
 
その柔和な顔が一気に、例えは悪いかもしれませんが「能面のように冷静スキのない顔」に変化したのです・・・!
 
 
 
その時「これだ!」と思いました(笑)
 

 
 
体の動きと共にモードを完全に切り替えたのです。
 
 
 
それは、たぶん、(役者じゃないんであくまで想像でしかないですが!)俳優が別の人物の役になり替わる時と同じような感覚。
 
 
 
私と話していた時のOさんは、仕事仲間のOさんの顔。
 
 
 
でも、外部のビジネス関係者との間では仕事人としてのOさん・・という別人に180度切り替わっていました。
 
 
 
その表情、挨拶の仕方、、、当時その会社で働く他の人と同じような雰囲気で、文字通り「ザ・外資系」の所作と言動に変わっていたのです!
 
 
 
その事に気づいた私は、Oさんをマネして、スイッチを切替えるがごとく、仕事の時にはそこの環境にあった人物に切替えるイメージをアタマに描くようになりました。
 
 
 
まぁ、すぐに瞬間的に変わるのは難しかったですが(笑)。
 
 
 
そんな時も、Oさんのように、振り返った瞬間から変わる・・・ではないですが、決まった体の動きをつけて、その瞬間に自分の表面的(中身的にも?)に外資系モードに切り替えるようにしたのです。
 
 
 
例えば私の場合、それが一度首を大きく回した瞬間であったり、一回腕を高く上げて伸びをして咳払いをして力を入れなおしたりした瞬間だった覚えがあります。
 
 
 
そうすることで、「外資系企業の中できびきび働くグレース」というキャラクターを作り、それになりきる事で、繊細さはなりを潜め、ストレスMAXの感情を抑える上司の暴言にも、ほぼ動じないザ・外資系秘書の自分(笑)で、勤務時間はいられるようになったのです。
 
 
 
でも、そのモードが抜けきれなくなって、ずっとコワイ秘書のままでいると、そっちがいつの間にか自分の性格の一部になってしまうリスクもあるため(笑)、仕事が終わるとすぐに「元の自分」に戻るために、ちょっとでも時間をとって、いたわっていました。
 
 
 
恐らく、あの時の私の切り抜け方はHSPの一部の方には有効だと思います!
 
 
 
 
外資系モードの自分は確かに演じていた部分はありますが、今思い返してみると、それは自分のどこかに実際にある「強い自分」なのかもしれないな、と思います。
 
 
 
もし自分の繊細な感性を持て余してしまった時には、
 
 
 
「プロのセールスマンの自分」
 
 
とか、「動じない強い自分」
 
 
・・のように、自分に必要と思える性質の何か1つをまずは設定して、10分でもいいのでまずは「成りきる」練習をすると良いと思います。
 
 
 
その時に、もし「強い、動じない私」に切り替えたい場合なら、練習中に体の感覚にも注意を払うとよりGoodです!
 
 
 
成りきった時に、私の姿勢はどんな感じかな?腹筋には力を入れている?目に力がある感じかも?・・・など、その時の全体的な感じを覚えていくのです。
 
 
 
それがしっくりくるまで何度も、一人で外を歩くときや、人と会話するときなど、ひまなときにやってみると、段々と自分に馴染んで自然に出来るようになります。
 
 
 
もしやってみようかな、、って思った方は、ぜひトライしてくださいね!
 
 
 
こんな動画を見つけました。アダルトチルドレンの事などを題材とした動画を作っている方のようですが、HSPにも通じる内容だったので、私も興味深く観させてもらいました。もし面白そうだな、、と思った方はチェックしてみてね!
 
動画:心理カウンセラー【公認心理師】橋本翔太の人生リノベーション!
タイトルなぜいい人なのに舐められてしまうのか?


 
 
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今日も1日お疲れ様でした! 明日も良い1日となりますように・・・!