繊細さん(HSP)あるある

HSPは、身の周りの環境に気を付けてみよう!

皆さん、こんばんは!
 
 
あっという間に、2021年も終わりですね(驚)!
 
 
皆さんにとって、この1年はどんな年だったでしょうか?
 
 
何はともあれ、本当にお疲れ様でした💖💖💖
 
 
 
コロナ・ウイルスには引続き振り回された1年でしたが、こんな時だからこそ、敢えて、良かったな・・と思える事をかき集めて、その思い出をかみしめてみてください★
 
 
人間の脳は、サバイバルすることを何より優先するそうです。なので、”危険なこと”や”自分にとって好ましくない状況や環境”を強く脳に印象づけて、そこをどう切り抜けて、いかに生き残っていくかを本能的に考える習性(クセ)があります。
 
 
だから、実際には良いことと悪いことは50%づつ起こっていたとしても、私達の脳は、自動的に悪い事にフォーカスしがちになります。
 
 
1年を思い返して、あー、なんだか今年は大変なことばっかりあったなぁ。。と思ったとしても、良ーく考えると、ちょっとした幸せや楽しいこと、また嬉しかったこともそれなりにあったことに気づくかもしれません。
 
 
勿論、皆さんはそれぞれ、様々な状況下にいらっしゃるので一概には決して言えませんが、もし、良かったなと思えることが1つでもあったら、そのことをもう一度じっくり味わって、自分の心に優しさと幸せな光を灯してあげてください。
 
 
私を含めたHSPは、ちょっとしたことで目いっぱい幸せを感じられる一方で、ほんの些細な事で心が揺り動かされたり、落ち込みやすい一面があります。
 
 
そのため、悪いことにフォーカスしがちな脳を持つ私達が、年末年始をふくめて来年以降、より幸福度の高い状態で毎日を送るためのヒントとして、今日は、環境と心の関係を紐解きながら、自分たちの周りの環境次第で良い気分は作れるんだ・・ということについて書いてみます♡
 

環境が私達に与えている影響とその対処例

 

騒音レベル – 騒音が大きすぎるとHSPは過剰に刺激されやすい。

私もですが、HSPの多くの人は、音にとても敏感です。例えば旅行に行って、隣の部屋や廊下から大きな声や騒音がすると、気が休まらず、ものすごいストレスになり、私の場合は、怒りが湧き上がってきます(笑)。
 
HSPは、音・ノイズに注意を払うことが大切です。知らない間に、音によるストレスが負担となっていることがあるからです。自分にとって、どの程度が「適切」なレベルの音なのか?どのレベルで不安を感じ始めるのか?それを事前に把握しておいて、自分なりの防御方法を身に着けておくと、余計なイライラにも悩まされることが減ります。
 
 
また音は、人によって感覚や許容レベルも違うので、ある人にとっては適度な騒音は逆にエネルギーになる場合もあります。
 
 
もし自分がとても音に敏感で、ちょっとしたこともNGであるならば、日ごろから、人と会うならば混雑した人混みを避けて、音楽がガンガンに響くような場所ではなく静かな場所を選ぶ。また、普段歩く道も大型トラックが沢山走りぬける大通りよりは、少し遠回りしても環境が良くて穏やかな、騒音の少ない道を見つけて、そこを選んで歩く・・などちょっとした工夫をすることで、かなりストレスが軽減されますよ。
 
 

照明 – 多くのHSPは光感受性に苦しんでいる

 
HSPの中には、蛍光灯で照らされた窓のない部屋で仕事をし続けると、しばらくして、自分がどこかに閉じ込められているような不快感を覚えることがあるようです。
 
そういう環境で働き続けることで、自分が部屋に隔離され、ロボットになって一日中働かされているような、おかしな感覚に陥ってしまうという声があります。
 
窓があり、自然光が差し込む部屋の方が、普通に考えてもずっと安心感がありますよね。
 
 
私の話で恐縮ですが、以前、私は工場だった場所を改装したオフィスで働いていたことがありました。そこは広い空間ではあるものの、四方がコンクリートの壁に囲まれていて、窓が全くなかったのです!
 
ただでさえ、自然の景色や風を感じられないと息苦しくなってしまう私は、勤務初日に実際に勤務場所に連れていかれて、オフィスに入った瞬間、言葉を失いました・・(笑)。
 
 
勿論、カーペットも敷かれており、一応綺麗になってはいるものの、自然光が一切入らないため、蛍光灯がランランと輝く下での仕事は苦痛で、非常にストレスの溜まるものでした💦
 
そこで働く人達は、気のせいか常にストレスが高めで、必要以上に人間関係もドロドロしがち。。。結局、私はそこを逃げ出すこととなりましたが(笑)、今思えば環境からくる閉塞感、圧迫感が、職場の人間関係や心にも反映されていたんだと思います。
 
 
人間は安全・安心への欲求が強く、物理的な快適さ(適温・光の明るさなど)、心理的な快適さ(バランス)を環境に求めていることが、研究でも明らかにされています。
 
HSPなどで敏感な人の多くは光に敏感であるため、自分がどのような照明(環境)の下で最も自分らしくいられるかを見極めて、それに応じて上手に環境を選ぶことがとても大事です。
 
 
以前の職場環境について、negativeなことばかり書いてしまいましたが・・(汗)、窓が全くなくて、光が一切入って来ない、、という特殊な環境でも、仕事をバリバリこなして実力を発揮している人は何人かいました。でも、その人達はほぼ全員、今思えば、気分の切り替えがとても上手な人達でしたね。。
 
 
バイクが趣味で、週末は必ずツーリングに行く人、思い切りアウトドアを楽しみキャンプや国内外への旅行が趣味の人、、などなど。
 
 
どんなに忙しくても、仕事とは違う自分の趣味や世界を大切にして、その時間をきちんと確保している人達でした。
 
 
もし、似たような環境でストレスで息がつまりそうな人、また、窓はあっても少人数の狭い中で息をつめて働かなくてはならない人などは、とにもかくにも(!)、仕事以外の時間に、自分自身が気持ちいい!楽しい!幸せ!と思える環境に身を置いてみる・・という事を意識的にしてみてください。
 
 
当時、アウトドア(キャンプなど)には興味が無かった私も、あの自然光を浴びれない環境で働かなくてはいけない、、っていう状況をどうすればよいか、色々と悩み、自分なりに解決方法を探してみました。
 
 
そして、休憩時間には必ず1日に2度以上は外に空気を吸いにいったり、ランチも毎日ではありませんが週に1,2度は『銀行に行ってきまーす!』とか、『他の会社の友達と外でランチしてきます(=嘘も方便(笑))』、と上手に理由をつくって、他の社員が来ないようなカフェを見つけて一人のんびりランチして、自分のお気に入りの時間を確保することで、かなり自分を取り戻すことができることを発見したのです。(そこは生え抜き社員の方も多くて、お昼も必ず仲良しグループで一緒に摂らなければならない‥等々、苦手な制約が多かったので、中々難しかったですが・・・!)
 
 
仕事が終われば、帰りにそのまま帰宅せずに、好きな店に立ち寄ったり、、と、近所でもどこでも、自分が快適と感じる環境に少しでも身を置く・・、単純ですが、そのちょっとした行動でかなり自分の心持ちが変わることがわかりました☆ 実際に環境を変えることは、身体自体にとっても良い影響があるのですね。
 
 
 

壁や窓との距離に注意を払ってみる

特定の環境が、ある感情(過去の苦い経験やトラウマなど)を引っ張り出す引き金になることもあります。。
 
 
例えば、あなたがもしエレベーターに乗って、途中の階で、急に沢山の人が乗り込んできて、あなたは隅っこの壁に押しやられたり、詰めかけた人に圧迫されるとします。
 
 
すると、逃げ場が無くなってしまったように感じて、パニックになったり、息苦しくなったことはありませんか?
 
 
逆に、自分の部屋やオフィスで、ドアや窓の方向を向くと、すぐに逃げられるような自由で開放的な感覚を感じて、ホッとする・・・ということもあるかもしれません。
 
 
また、スタバなどもそうですが、最近はカフェなどでゆっくり寛げるタイプのソファが置いてあることがありますよね。
 
 
 
でもそこに座れたとしても、ソファの背もたれのすぐ後ろが全面窓だったり、ソファの後ろを、人がしょっちゅう通るような場合、心からリラックスできますか?
 
 
人間の本能が関係するそうですが、後ろが壁ではなくて、窓やオープンな場所だと、後ろから外敵に襲われるような、不安定(無防備)な気分になる人が多いようです。
 
 
これは、大昔に、私達の祖先が常に周囲を見渡して自分の身を守っていた時の名残りだとも言われています。
 
 
今の時代、後ろからライオンが襲うような事はまず無いですが、自分の頭とは別に、身体が本能的に不安を感じてしまうことってあるんですね! だから、そういう時も自分が安心できる場所に席を取ることが案外重要です。
 
 

天井の高さ、確認したことありますか?

 
天井が低いと、守られている、安全であるという感覚を持つことに気づくことはありませんか?
 
 
温かい雰囲気のカフェで、天井が低めで、角っこの席に座ると、なんだか守られている気がして、ほっこりしませんか?そして気が散ることも減って、勉強などするにも集中力が高まることってありますよね?
 
 
これは、天井の高さの知覚と認知の関係である「大聖堂効果」によって、そう感じている可能性があります。
 
 
普段の生活で、天井の高さを過度に気にする人ってあまりいないと思いますが、人間って無意識にそういうところも感じ取っています。
 
 
天井が高いと感じると、創造性や自由な発想が生まれ、天井が低いと細部にまで気を配り、合理的な思考ができるようになるという研究結果がもかっているそうです!
 
 
クリエイティブな勉強をするなら天井の高い広い場所で、テスト勉強をするなら狭くて窮屈な場所でするのがよいそうです。
 
 
時と場合によってそういうポイントも覚えて上手に使い分けることで、あなたの実力が発揮しやすくなったり、また、気持ち的にも安心して向き合えるようになります。
 
 
いかがでしたか?
 
 
私達は、周りの環境によって、知らないうちに影響されている場合があるものです。
 
 
だから、もし今日の記事を思い出したら、今いる場所の音・照明・天井・・・などをチェックして、そこがちょっとストレス感じやすい場所だとわかったら、”自分にとって”の居心地よい場所に移動してみましょう!
 
 
明日は大晦日ですね!
 
 
ある研究によると、散らかった部屋にいる人のコルチゾール(=ストレス・ホルモン)レベルは、綺麗な部屋にいる人のそれより、かなり高いという結果が出ているそうです!
 
 
自分のストレスを減らして、気持ち良く新年を迎えるためにも(笑)、ぜひ明日は身の回りを掃除して、スッキリすることをお勧めします💛
 
 
今年の5月から立ち上げた、まだまだ未熟なひよっこブログを読んでくださった皆さん、この半年間、本当に有難うございました!
 
 
皆さんが読んで少しでも気持ちが上がったり、ふっと肩の力が抜けるような、、そんなブログを来年も書いていけたらと思っているので、良かったらまた来年も訪問してくださいね💛
 
 
読者の皆様が素敵な年末年始を送れますよう、心から願っています!