HSPの私が気づいたこと

HSPは一般の人と何が違うの?脳機能の違いや色々について解説していきます!

今日も頑張った皆さんへ、
 
 
今晩は!今週は暖かな小春日和の日が多く、外を歩くと気持ち良いですね!紅葉が美しくて、秋を感じます🎈
 
 
 

HSPが認知され始めてきている

 
ここ1,2年?で、HSPという言葉が、日本でも少しづつ知られてきました!
Yahoo記事などでも、HSPに関する記事がちょくちょく載るように(参考記事はこちら⇒「繊細さん」も心がスーッと軽くなる僧侶の思考法)。少しづつですが、認知されてきているようでちょっぴり嬉しいです♪
 

 
 
HSPってどんな人なのか、大まかにでもわかってもらえると、社会での居心地も改善されるのではないかな、、と期待をしています。
 
 
 
HSPの人達が持つ【繊細さ】は、決して「心が弱い」とか「甘ったれている」からではなく、脳の性質自体が違うから。。という事がわかってきた事だけでも、HSPの人にとっては祝福だったと思います🎉
 
 
だって、今まではそういうきちんとした研究も無くて、、、、
 
 
 
親や周りから、「神経質だ」「敏感過ぎる」と、まるで社会不適合者のように言われ続けてきたり、自分でも、生きづらさを感じてきた人は多いと思うから。。。
 
 
 
 
例えば「自分の心が弱いのだろうか?」、とか、「メンタルがちょっと普通じゃないのだろうか?」
 
 
 
・・・って、下手すると自分さえ信じられなくなりそうな経験をした人も、いらっしゃるのではないでしょうか😥
 
 

 
 
 
だから、自分はHSPなのだから、こういう感じ方もOKなんだ!、、と思えるようになると、自分の感受性=普通にアリだとわかって安心しますよね。
 
 

 
 
これからは、HSPだからこその【良さ】が今後クローズアップされてくる時代がくるような気がしています💖
 
 
 
でも、HSPって、実際に他の人と何が違うのか?脳のどこが違っているのか?という深い知識を知るチャンスはまだまだ少ない気がしているため、もう一度おさらいしながら、脳の特性なども一部紹介したいと思います✨ (ちょっと長くなりますが、お付き合いください😀)
 

HSPの人は全てをより深く感じることが出来る

 
 
以前の記事【HSPの強味とは】でも色々書きましたが、HSPは他人の気持ち、光や気温の変化、または周りで起こっていること、などを敏感にキャッチします。
 
 
 
だから、日々の生活で関わるあらゆる環境に、圧倒されやすい部分があります。なぜなら、外観、音、感情の揺れ、あらゆる緊張を与える場面を、HSPのもつ神経システムは、とても鮮明にイキイキとしたものとして感じる(反応する)からです。
 
 

HSPの人が生きづらいと感じる理由のひとつ

 
感受性が高いというのは、生まれながらの特質で、疾患ではありません。今までも5人に1人くらいはいると書いてきましたが、人口の大体15-20%の人がHSPだと言われています。(男女は同じくらいの比率だそうです)。
 
*HSPとひとくくりで言われていますが、今は少しずつ研究も進み、HSPにも大体100以上の特徴(種類)(!)があるということがわかってきたそうです(1人=1つの種類・・というわけでは無くて、1人のHSPの人は、それぞれ様々な特徴を様々な割合で持っているということです)。
 
 
またHSPの人が生きている人生と、80-85%を占める非HSPさんとは基本的にかなり異なる事がわかってきました。
 
 
 
世の中はこの80-85%の人達用に全てが作られています。そのため、刺激レベルもこの人達(非繊細さん)のレベルで設定されているものが殆どです。(世の中の標準=非HSPさんの感性レベル)
 
 

 
だから、私たちHSPは、非HSPさんたちにはOKと感じられるレベルの環境に身を置くと、ちょっとしたことで傷ついたり、恐怖を感じたり、刺激を受けやすい日々を過ごしている可能性が高いのです。だから一日を終えると、非HSPさんたちより疲れてしまったり、エネルギーを使い果たした状態になる場合も多いです。
 
 
 
また、逆にその繊細さは、美しい光景や人のやさしさにジーンと深く感動して涙したり、楽しい映画を見て心が幸せになったり、、という、プラスの面をより深く味わえるので、豊かな人生を送ることが出来ます。
 
 
 
でもそういった特質のHSPの人を非HSPさん達が間近で見ると、「なんでそんなに繊細すぎるの?」とか「自分ごととして、受け取めすぎるよ」「あんな事ですぐ喜んで、単純だなぁ」・・と思ってしまい、「もっと軽く考えたら?!」と言いたくなってしまうのですね。
 
 
 
でも、現実的にはHSPの人が【〇×しすぎている】・・ということは全くなくて、それがHSPにとっては正しい(感じたままの)反応です。
 
 
 
 
HSPであることに何か問題があるのではなくて、HSPの特徴が(非HSPさんたちから)誤解されていることで、HSPの人は生きづらく(また自分を肯定しづらく)なっている場面がは多いんですね! 
 
 
 

HSPの脳の一部は、実際に違っている💛

HSPの脳は、非HSPの人とは異なります。
 
 

 
生まれつき、情報をより深いレベルで感じ取って分析します。また、人・環境の雰囲気や周りとのつながりもすぐに理解します。
 
 
 
そして、人との繋がりや社会の問題などを心の深い部分で感じ取って、真摯に考えます。これは、性格・・というのもあるかもしれませんが、HSPの神経システムがそう働くことが大きいそうです。
 
 

HSPの脳は、「知りうる限り宇宙で最も強力な社会機構(*)」と呼ばれている!

 
*社会機構とは:個人ないし集団,組織がうちにもっている、一定の目的のために社会的な行為を営むことができるように手段化され,制度化された仕組み・・の事(コトバンクよりお借りしました)←かえって難しい解説になっている気も・・・・(汗)。
 
HSPの脳が、強力な社会機能と呼ばれている理由
 
  1. HSPs は、非HSPの脳よりも多くミラーニューロンが活発化している         この神経細胞は、他の人が今何を感じているかを理解するために有効な細胞です。ミラーニューロンとは、「ものまね細胞」や「共感する細胞」と言われており、相手の行動をみているだけで、自分まで同じことをしているように反応する、脳の神経細胞です。だから自分が体験していなくても、相手の行動を見たり聞いたりしただけでミラーニューロンが活性化され、同じ体験をしたように脳が錯覚します。(Wikiによれば)まるで自身が同じ行動をとっているかのように“鏡”のような反応をすることから、ミラーニューロンと名付けられたと記載されています。他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。=まさにHSPですね!    だから、HSPは相手が何も言わなくても、その表情、声、雰囲気、周囲の気配から、どんな事が起きたかを瞬時に感じ取って、理解できるんですね!
  2. HSPはドーパミン(脳の報酬・快感中枢にある神経伝達物質)が反応する対象先が、非HSPの人とは異なる。                             HSPの人のドーパミンシステムは、非HSPの人が外部の報酬系に対する時のような反応をしないそうです。非HSPがドーパミンを放出する場面=外的報酬系を刺激するような場面(例えば、特別ボーナスが出た、昇進した、憧れている車を手に入れた、前から入りたかったグループに入れてもらえた、、等)などに、HSPはあまり価値を感じないのです。非HSPの人が、気分が上がるようなこと、気分が沸きたつような興奮する目標、とか、そういうものにはあまり気持ちが動かされない傾向があります。なので、HSPの人は一歩引いて、思慮深く、また客観的に、起こっている物事を処理することができるのです。そして、HSPが苦手な、刺激的な状況に引き込まれてしまい、辟易するようになることも結果的に避けられます。
  3. HSPの特性の多くは、脳の島皮質という領域にある。 HSPの特徴でもある感度の高さ、感情処理能力、自分を深く見つめる能力、他者への共感力、、などは、この部分が活性化されて発揮されているという事がわかってきました。この「島皮質」は、前部・中部・後部から成っていて、言葉の処理、感情(起動哀楽嫌、痛みの予測、感情を伴う自律神経反応他)をつかさどっているそうです。 内臓知覚や、味覚・嗅覚の統合、美・性の知覚、他者への共感、内省、罪の意識、社会的モラル観、自分で行動するときの体の感覚・・などの機能があるそうです。精神的な活動にとても重要な影響を与える領域なんだそうですよ!
 

HSPの特性や長所は、まだ世界に生かされていない

 
先ほど書いたように、この世界は80%以上いる非HSPの人を基準に作られているため、私たちHSPは、持っている長所が生かされず、逆に今までは、その長所が短所のように扱われてきたところがあるなと感じています。
 
 
 
そして殆どのものが、HSPが居心地よい形に作られていないのだから、当然生きづらさも感じてきた訳です(笑)。
 
 
 
実際、非HSPの人が体感出来ないことを、私たちHSPは感じとるので、「何でこんなことも理解できないわけ??」・・と言ったって、非HSPさんたちは、実際「何も感じない」のですから、仕方ないというか、土台理解してもらうのは難しいのかもしれません。 
 
 
だけど、だからといって、HSPの長所が、80%の人達のために作られた世界できちんと認められないで、かえって「社会不適合者」のように一緒くたに見られてしまうことは、とてもおかしなこと!だと思うんです。
 
 
HSPっていう概念すら無い時代から、世界の文化・芸術、料理、そのほかたくさんの美しい、感動的なものって、HSPの人達が感性を注いで作り上げてきたものも多いのではないでしょうか🎶
 
 
また一方で、非HSPの人達が、外向きのパワーによって、イマジネーションが実際の形になったり、便利な世界が作られてきました。
 
 
 
だから、お互いがその良さを十分発揮して、よりお互いの性質を寛容に認めて尊重しあうことで、高い意識で協力しあえる世の中になったら、、、、最高💝と思いませんか?今はまだ理想論としか思われないかもしれませんが、意識=パワーがあるので、日々、そういう協力した美しい世界をHSPの人達(世界の20%以上)が想像するだけで、かなり変化すると思っています。
 
 

 
 
また、脳について書いた通り、HSPの人達の脳は、幾つかの領域で他の人よりも活発化しています。ある意味、その領域では進化しているとも言えますよね!
 
 
 
 
だから、柔道の精力善用ではありませんが、脳力善用(笑)でHSPの感性を生かせる世の中になるよう、もっともっとHSPが認知されて、社会の仕事なども含めて、HSPの人に合ったものがもっと出てくればいいなと強く思っています✨
 
 
まだHSPの研究は始まったばかり。新しい研究結果などで、面白そうなものがあれば、これからも時々ご紹介していきますね😉
 
 
 
今日もお疲れ様でした!楽しい土曜日となりますように・・・!

 
 
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