秋が深まってくると、良質な映画をゆっくり見たり、大好きな音楽をじっくり聴きたくなりませんか?
皆さんは、どんな映画を観たり、音楽を聴いたりするでしょうか。。!
私は昔からハリウッド映画やジャズやブルース音楽が大好きです。しょっちゅう映画を観に行ったり、家では音楽が流れています。
昨年からNetflixを契約して、見たい動画を、好きな時間に観られて幸せを感じているグレースです(笑)。
個人的には、自分がHSPであること、敏感な感受性を持っている・・ということをあまり意識しすぎるのは、かえって生活しづらい部分を増長させてしまう場合もあるため、ある部分はスイッチをオフにして、出来るだけ自然体に生活して、動画や音楽を普通に楽しんでいます。
ただ、最近の動画については気を付けたほうが良いんじゃないか?・・・と個人的に感じた出来事がありました。そのため、今日はそのことを書いてみますね。
*もくじ*
HSPの敏感さと動画・音楽との関係
突然ですが、皆さんはヨガ・ピラティスなどを行ったことはありますか?
今は男性もヨガ・スタジオに通う人もいるので、身体と心を整えたいと願う多くの人が、男女を問わずヨガやピラティスなどに興味をもち、また実践されていると思います。
例えば、自宅でヨガなど行う時、瞑想・・もそうですが、よくヒーリング音楽などかけませんか?!
音楽を流すと、ヨガのポーズに集中しやすく、またリラックスしたい時にも、より深く身心が落ち着く気がしますね。
私は音楽をかけながらヨガをすると、より深く身心がほぐれることを実感します。音楽って目には見えないけれど、確実に人間の心と体に影響を与えている!って確信する瞬間です。
また逆に、ロック系音楽が好きな人で、お気に入りのアーティストのライブに行ったりすれば、激しい音楽に観客とアーティストが一体となって、気分もハイに!日ごろの嫌なことも吹っ飛ぶような感覚になると思います。
音楽は人間の感覚を刺激して、人の気分を変えます。
だからカフェなどは、リラックスした音楽(ボサノヴァやゆったりしたテンポの音楽)を流して、そこにいるお客さんがみんなゆったりした気分でお茶を楽しめるような雰囲気を作っていますよね!
HSPは、音や光に敏感な人が多いです。だから、非HSPの人よりも、音楽や映像には(自分が思っている以上に)影響を受けていると思っています。
私も、とても影響を受けます(笑)。 影響を受けやすい上に単純なので(笑)、お気に入りのカフェで好きなドリンクを飲めば、すぐにその場の雰囲気に癒され始めて、今までイライラしていたことも距離を置いてみる事が出来るように。。
外を眺めて、人が何気なく歩いている姿も、素敵なジャズやドラマティックな音楽が流れている中でその光景を眺めると、まるでその人達一人ひとりの人生の物語を映画で見ている気分になり、皆さんが一層イキイキした姿になって目に映るように。
だからこそ、ちょっとしたキッカケで沢山のイマジネーションが浮かんでしまう感受性豊かなタイプのHSPは、どの様な音楽を聴いて(流していて)、どんな映像を見ているか、、に特に注意を払う必要があると実感しています。
そして敏感なHSPは、自分の五感を刺激するものに対して、非HSPの人よりも受け止められる量(キャパシティー)に限りがあるため、大切に選ぶ事が大事だと感じています。
Netflixで観た韓流ドラマ
私はさきほど書いた通り、Netflixは好きでよく観ています。
中でも、好きな俳優さんが出ていたり、話題作となった韓流ドラマは、必ずチェック!
自分の好みを知っているので、普段はあまり感覚に合わないものは基本的には観ないのですが、つい先日ある作品を見て、大後悔。。
それは「イカゲーム」というドラマでした。皆さんはご覧になりましたか?
予告からして、自分が好きな系統ではないなぁ、、、と思っていたので、敢えて見ていませんでした。
なのに、、、。最近いつも日本国内のNetflixのランキングで第1位になっているし、ネットで「世界的な大ヒット話題作」とか色々と好評な意見が出ていたので、映像大好きな私は気になってしまい、これは観たほうがいいのかな、、と試しに観てみたのです。
(勿論、こういう系統が好きなHSPの人もいると思います。これはあくまで私個人の体験や感想を書いているだけなので、イカゲーム系が好きな方はここからスルーするか、すっとばして下の方だけお読みください~!)
私はこれを見始めましたが、、、第1回目の途中でリタイアしてしまいました~・・・(トホホ)😢
基本的に韓流ドラマは日本のドラマよりも刺激の強い映像をリアルに映していて、時々「えっ??」と観ていてびっくりしてしまうのですが、このドラマも、その御多分に漏れず。。。
顔を殴るシーンをしつこいくらい出すし、ゲームと称して人が簡単に亡くなってしまうようなストーリーになっていて、あまりに残酷で、ショッキング(に私には感じた)なため、途中で観るのを止めました。
何のためにこういう作品を作っているのだろうか?・・と呆然としてしまい💦
最後まで観ていないで作品の感想を書くのは片手落ちかもしれないけれど。。。
もしも、最後は主人公の男性がゲームに勝ち残って、人間の本当に大切なものは何かを知った・・みたいなストーリーにしたい、というのが監督の意図だとしても、そこを描くためにこの残酷さは必要なのか?ということを、私は言いたくなってしまったんです。。。
ゲーム仕立ての(元々は子供の遊びを基にした)設定を舞台に簡単に人を抹殺したり、派手な暴力をちりばめなくても、十分に感動的な作品は作れるんじゃないですか?って感じてしまったのです。(イカゲームファンの方には申し訳ないけれど。。)
このくらいの刺激を受けないとスカッと出来ない程、視聴者側のストレスが溜まっているのか(だから、こういうドラマが求められているの?)?!
・・・うーん・・・・。
ここ数年はこういった残酷さと複雑なプロットや目新しさを競うような作品や、刺激の強い暴力的なものと人間味をかけ合わせたような作品が、普通にNetflixや映画館で上映されていてちょっと首をかしげています。(しかも、それなりに興行成績が良い・・・汗)
今回のイカゲームにしても、「ゲームだし。世間でウケてる、みんな面白いと言っている」、、という軽いノリで、何の抵抗もなく観られる人が増えたのでしょうか。。?
リアルなゲームが市民権を得ているし、強い刺激を求めて、神経がどこか麻痺している人(攻撃的な人)が増えているのか?!と、久しぶりに一人で考えこんでしまいました。
HSPと映像
多くのHSPは、美しいものや好きな光景などを見ると、それが映像であっても、深くその光景をアタマに描けるので、心からハッピーになれます。
実際にその場所に行かなくても、その場の空気感とか、風を想像して楽しむことが出来る人も多いのではと思います。 →以前の記事に書いた【HSPの強味(長所)とは? 】を良かったら読んでみてください!
逆に人を殴るようなシーンを見ると、自分が殴られたように感じて、耐えられなくなる事があります。殴られた人の体の痛みが感じられたり、殴った人の残酷な心理(狂気)をリアルに感じ取って怖くなってしまったり。。まるで、自分が実際にそのドラマの世界に入り込んでしまったように感じる事もあるでしょう。。
特にHSPは、そういったシーンを夜に観ると、寝ていても残像が深くしみ込んでしまって良い眠りにつけなかったり、朝起きたときに、そのシーンが残り気分がダダ下がり。。。あまりいい気分にはならないことが多いので、注意が必要です。
良く言われるように、夜寝る前や、朝起きた時は、自分の顕在意識と潜在意識が丁度切り替わっていくタイミングです。
そのタイミングで、より強く心に焼き付けたものが、深く潜在意識にも入りこむと言われています。
だから元々刺激の許容度があまり高くないHSPの人は、寝る前や起きた直後に、自分の心(や身体)が喜ぶようなものを意識的に選んで、目や耳に入れてあげることが大切です💖
例えば、心が穏やかになる音楽や、自分が一番幸せと感じていた時代の音楽、明るくて気持ちが晴れやかになれる音楽♪
寝る前や起きた後に、一番先に目が行く場所には、行ってみたい場所の綺麗な絵葉書や、雑誌を置いてみる、スマホの待ち受けは心がホッとするようなものにする、等。
自分を保てるだけの距離を置こう
何度も言っちゃいますが、私はNetflixなどのエンタメ系はとても好きです!でも、それは作品を見たことで基本的に自分が楽しい&幸せな気分になりたいから。
ただ単に人間のダークな部分を刺激的にあばいたり、新しくて複雑なストーリー構成で話題をさらい、最終的に興行成績(視聴率)をあげたい、、という映画会社・プロダクション・監督や脚本家も一定数いるのを感じて、その傾向自体に一人の映画を愛する人間として、またHSPとして危ういものを感じています💦
欧米の企業がゲームや映像で人を依存させようとすることは、前に記事で書きました→【スマホの中毒性はヤバイ!】。
だから、思わず夢中になっていたとしても、時にはそこから離れて距離を置くことが大事です!
だって、人間は五感を持った生き物です。特にHSPの人は感覚が鋭い事を忘れないで。。。
食べ物は直接口に入れるから、添加物や色々なものを気を付けなければいけない、、と言われているけど、映像や音楽だって、人間の五感に危険な刺激を与えてしまうものは、身心に良いわけがないのです。。。
映像は、ちゃんとランク付けされていて、暴力的なものなどはR指定されているから大丈夫ではないか?と言うかもしれませんが、映画館ではなく、今のように家庭でNetflixなどが見られるようになると、(一応子供には視聴制限をかけられるとしても)繊細な大人達は知らずに見てしまうことも。。。
そして、そういうものを頻繁に見ると、いつの間にかその作品の意図や流れているネガティブなものをキャッチしてしまい、自分の奥の意識に影響を与えるようになるのでは?とHSP的に危機感を覚えている今日この頃です。
幸せなスッキリと気分良い毎日を生きるために
たまに、スリルを味わいたいからどうしても観たい!と思ったならば、出来るだけ昼間に観ることをお勧めします。
観た後に、外に出て運動をしたり、口直しに楽しい愉快な番組を見る、、など時間や空間の切り替えが出来るからです。
観てそのまま寝ることは、HSPの人ならば、出来ればやめてほしいな・・・と願っています💦
だって、HSPならではの宝物!な、繊細な優しい気持ちを保ってほしいからです💖
今、仮想現実と現実さえもわからなくなりそうな程、映像や音響は進化しています。
でも、人間の身体はそこまでの進化についていけません。そんな風に身体は出来ていないのです。
だから、余計に今の映像作品は人間にダイレクトに刺激や衝撃を与えることが出来てしまいます。
以前の記事に登場した、HSPという言葉を世の中に広めたエレイン・アーロン博士も、HSPが刺激を受けた時の対処法について、このような事を言っています。
【過剰な刺激や過覚醒 (Overarousal)は、HSPの唯一の問題点だと捉えていて、この事については、多くの事を今まで書いてきました。単純にただ刺激を避けるというのではなく、個人が何とか耐えられる(許容できる)範囲に限定することは、人間が誰でもできる対処法です。それは、決して恥ずかしい事ではありません。(中略)】
また、もしHSPの人がとても刺激を受けているような状況に置かれた場合には、回復するための時間を確保することが大切・・とも言っています。
そんな時にとても有効なのが、【瞑想】だ・・とお話されていました。
超越瞑想(TM)とは?
博士は、HSPの人が刺激が強い状態で不安定になっているときに瞑想をすることで、神経を鎮めて、深いリラックス状態を作りだし、心を休ませることができると言っています。そのため、瞑想は効果的だと言っています。(エレイン博士は、自身も長年行っているというTM(超越瞑想ーTranscendental Meditation)を勧めています。勿論、他の瞑想もとても効果がある‥とも言っていますが・・!)
少し脱線してきましたが(笑)、折角なのでエレイン博士がいう超越瞑想とはなんぞや・・?というのを、ちょっと補足しておきます。
私はこの瞑想方法がよくわからなかったので検索したところ、
【目をつぶり体を楽にして座り、簡単な文句を心の中で唱える瞑想法。1958年インドのマハリシュ=マヘーシュ=ヨギが紹介】
・・と載っていました。
簡単な文句とは何だろう?!マハリシュって誰?他の瞑想とは何が違うの?・・・などわからない事が色々あったので、再び探したところ、この瞑想を行う公式団体?のサイトがありました。
この瞑想法につぃて知りたい、、という方には、ここを観るのが一番正しい情報のような気がするので、一応リンクを貼っておきますね!
■詳しい情報はこちら→TM(Transcendental Meditation)
初めて知りましたが、アメリカでは、かなり有名なスター達もこの瞑想法を行っているみたいです✨
HSPの人は、刺激に気を付けて、心地よさを選び取る
どんな映像や音楽を聴こうが、全くその人の自由というのは大前提です❣ ・・・が、ただ、もし自分が毎日気分よく、幸せな毎日を送りたいな、、と思っているならば、自分がいつもどんな環境で、どんな音楽や映像を取り入れているか、、に注意を払ってみてください!
自分で何でも自由に選ぶことの出来る国(日本)に住んでいるのだから。。
折角なら、自分が心地よくて、幸せな気分になる事・もの・環境を、自分の出来る範囲で選んでみませんか?
いつの間にか、過去に書いた記事【何かを選ぶ時】と似た内容になったかもしれませんが、自分で許容可能な範囲の刺激を見極めて、心地よい気持ちになる事を選ぶ意識が大事です!
自分の本当の気持ちを大切に、愛おしいと感じる時間を選びませんか?
今日もお疲れ様でした!明日も更に良い一日となりますように・・・・!