こんにちは!
さて、昨日の記事の続きです。
自尊心について
HSPの人は自尊心が低い傾向にあります。
だから、より完璧でなければ、、と逆に高い基準を勝手に自分で設定して、そこに向かって必死に努力する場合が多いと言われています。
なぜなら、努力して、自分の低い自尊心を補おうとするから。
だから、例えば私が散々っぱら経験した、新しい集まりでの挫折体験などがあると、
懸命に努力したものが実らず、低かった自尊心が、更に低くなってしまいます。
なので、(本当は頑張った自分を慰めなければいけないのに、)帰り道は自分へのバッシングの嵐(笑)・・というパターンが多かった。
「私は、いったい何をやっているんだろう」・・というのが口癖でした。
自分の能力(価値)に懐疑的
HSPの人は、自信が無い傾向が高いので、自分が持っている能力に対しても、疑ってかかる時があります。
自信が無いから、本来自分が持っている価値まで低くみてしまいがち。
また、自分に厳しくしているので、他人を過大評価して、自分はかなり過小評価しています。
自分に甘くすることを、嫌います。(そうしないと、常に高い位置に自分を維持できないから)
だから、本当はその集まりであなたは自分が思う程浮いていなかったかもしれない。
もうちょっとしたら、あなたに話しかけて楽しい話や有益な情報交換をしようと思っていた人がいたかもしれない。
だけど、(私の場合は・・)どうせこんな自分には人は話しかけてこない、、
だって、自分が思い描いたような状況からは程遠い、悲惨なことになっていないから(・・と自分で思い込んでいる)。
自分はあの輪の中心に入れるような社交性も無ければ、人を楽しませる会話力も未熟だから。。私は、理想の自分とはかけ離れた、ダメダメな人間だから。。
・・と、自分で自分を追い詰め自滅してしまう(笑)。
いつも、もう一人の自分が、自分を厳しく見張っているので(笑)、誰も見ていなくても、自分が作ったルールを守ろうとします。(というか、誰も見ていないところでだらけてしまうようなら、なりたい自分=本物にはなれない、、くらいに思ってしまう。。)
そして、そのルール通りに出来ない自分や、思った通りにいかない状況がくると、不安になって、パニックになってしまう。
しんどいですね(笑)
ルールを作るのは誰のため?
でも、もう限界!という程しんどいときに、それでもマイルールを守ろうとしている自分をどこかで客観的に感じながら、ふと気づきました。
「あれ、そもそも、なんでこんなルールを守らなきゃいけないのだろう?」って。
こんなに一生懸命に良い人になろうと頑張っていても、不快な言動をされたり、自己中な人に振り回されたり、日々、大変なことは降りかかります。
そんな中で、クタクタになっているのに、なぜそれでも「人には優しく」「人を傷つけてはいけない」・・などのルールの下で、自分は我慢して人に尽くしているのか?
それだと自分に厳しくして、自分を傷つけているばかり。
自分に愛情をかけないで、自分以外の人ばかりに与えている(尽くしている)ても、それに感謝して、また愛情を返してくれる人は半分いないのではないでしょうか。
こちらが与えた贈り物だけ、ただ奪っていく人も出てきます。
すると、次第に・・
「私はこんなに配慮して、いつも人のために尽くしているのに、何故、人からこんな目に遭わなければいけないの?」と、自分が想像していた完璧さとははるかに違った現実に
「恨み」が出てくるのです。
そもそも人は、あなたの親切や、優しさをそこまで期待していない?
もしあなたが、良い人間になりたい!と頑張って、人にも思いやりを分け与えている慈悲深い人間だったとしましょう(笑)。
そして、仕事でクタクタになっているのに、大して親しくもない人から電話やメールで、長々と愚痴を聞かされたとします。
あなたは、自分の信念に従って一生懸命聴いてあげます。そして、誠意をつくして自分なりのアドバイスを与えたとします。
でもそれを聞いた相手(=鈍感な人)は、「(別にアドバイスまでは頼んでないけど、話を聞いてもらえたから、なんだかスッキリした。なんか、愚痴をぶちまけられて良かったなー)ありがとう!」っていう感じで、風呂から上がってさっぱりした・・ような気分で、あとは話したことも忘れて、ぐっすり寝るだけでしょう。
恐らく、あなたが(相手よりも過酷な環境で仕事をして、相当疲れている中で)シンドイのを忍て、相談を聞いてあげている、、とは露ほども思ってもいないでしょう。
あれれ、何かが、間違っていますよね?
こんなにやってあげているのに。。あまりに報われない。
何かがおかしい。
そういう想いが積み重なると、「怒り」が出てきます。
そしてその怒りは自分に向かうようになります。
人に対して怒っていたのに、良い事をした自分に対して、いつの間にか怒りまでが向いてしまう。
あまりに自分がかわいそすぎませんか?
自分を大事にしてあげる!
まずは自分を大事にする。これは自分含めて、HSPの人には特に伝えたいことです。
自分が満たされていないと、本当に相手に対して愛情や思いやりは与えることはできないなって最近思っています。
実は不平不満を持ったままで、相手に良い顔をみせて何かしてあげても、表面的で、自分も達成感がなくなり疲れるだけ。むなしさだけが残ります。
お金と同じです。
余剰資金があれば、他の人にごちそうしたり、プレゼントをするのはとても素敵なことです。
自分も豊かで安心できる財政状態であれば、人に与える喜びは純粋にぐっと高まって、自分も幸せになる。
だけど、自分がカスカスで、来月のカードの支払いも危うい時に、人を喜ばせようと無理してごちそうしても、自分を苦しめるだけ。支払い分に充てるつもりのお金が更に無くなり、あなたのエネルギーはどんどん削られてしまうでしょう。
もしそこまでしてごちそうしても、相手がそれを大して喜びもしなかったら(又は、当たり前‥位に思っているのがわかったら)どんな気持ちになりますか・・?
自分のお金を削ってまで相手を喜ばせてあげたいという、あなたの優しい気持ちまでもが届かない結果になります。
だから、何よりも自分をまずは大事にするのです。
もし、集まりに行きたい!と思って申し込んでも、本当に体が「いやだ!」と言っているなら、自分を大事にしてその声に従って、会場から出てもいいのです。
または、申し込んで数日して、何か体の奥から「いやだな・・行きたくないな・・」と思ってきたら、いいのです。行かなくて。初心貫徹しなくてよろしい(私の独断と偏見です。笑)
特にHSPの人は自分の感覚に鋭敏。そして、身体は自分の頭で考えていることより、もっと自分の本当の「気持ち」を知って、それを必ずサインとなる【不快感】で教えてくれます。
だから、自分の体のサインを、頭で言っていることでかき消さないでください。
本当に大丈夫そうな集まり(笑)であれば、そこまで嫌なサインを体はあなたに送らないハズ!
勿論、初めての人と会うのはコワイけれど、それと同じくらいの心からの「行ってみたい」「行ってみよっかな?」というものが感じられる。
だから、その時はその声を今度は大事にして、思い切って一歩を踏み出してみましょう~!
また、今まで自分を苦しめていた、不要な古いマイルールは、もう捨ててください(笑)
もしかしたら、そのルールは既にあまりにあなたに刷り込まれて、ルールになっていること自体、気づかないものたちかもしれないけれど。
当時はどんなにそれが崇高で、自分に必要と思ったルールであっても、それがあなたを間違えなく苦しめているのであれば、
一つ一つ見つめて、少しづつ手放していきましょう。
そして、心の底からやってみたい!感じたい!と思うことをしてあげるのです。
自分で、自分が本当に望むことをしてあげると、少しずつ満たされて自尊心が高まります。
そんな時に、もし他人があなたにまた用事や難題を押し付けてきそうになったら、心できっぱり【NO!】と言って、相手には一呼吸おいてやんわり断ってください。
または、「今は手が離せないので、XXXであればお手伝いできるかも」とか、「ごめんなさい。ちょっと他の用事が忙しくて、他の人に連絡してもらえるかな?今度、どうだったかまた教えて」など、フレーズを作っておいて、上手く距離を置くのです。(練習あるのみ!)
そして、自分の本当の意志(気持ち)を大事にしてあげましょう。
私もまだ境地に達したわけでは無いし、きっと一生練習していくのだと思うけれど。。
居心地よい環境は、自分でしか作り出せません! 自分を上手に守って、自分のために心地よい環境を作っていきましょう!
そして、自分の本当の意志(気持ち)を大事にしてあげられるよう、一緒に挑戦していきませんか?
時には一人でゆっくり家にこもっていてもいい。社交的に集まりに参加できなかったとしても、人と話すのがちょっと億劫なことも、それはあなたの個性であって「悪」ではありません。。コインの表と裏の関係なのです。社交的でない分、人との会話が苦手な分だけ、素晴らしい別の個性があなたの中にあります。
自分自身の気質や特性は、あなたしか持っていない大事なもの!
少し前の動画ですが、自分を肯定できる動画を見つけました!良かったら見てみてください♪
今日も一日お疲れ様でした!明日は今日よりも良い1日となりますように・・・!