こんにちは!
昨日の記事の続きです。
一方的な罪悪感
繊細さんの場合、他人との関係がぎくしゃくすると、急に不安になって『あなたをもし傷つけてしまったのなら、すみません!』という気持ちになります。
あなたに悪意は全くないんですよ!それでも、もし嫌な想いをさせてしまったら、本当にごめんなさい・・と。
そして、どうしよう、、と心配して、誠心誠意アタフタして(笑)、悩んでしまうことが多いと思います。そして、自分は何も悪い事はしていないよ!誤解しないでね!と、自分の真意を伝えたくなることってないですか?
でも、その時は既に【行き過ぎた罪悪感】を感じている兆候が
私の経験からだと、現実から離れて頭の中でグルグルと想像を張り巡らせている時点で、だんだんと、プチ・パニックによる“軌道のずれ”が生じてきます。何かしなきゃ、と慌てて対策を慌てて考えようとするると、どんどんと核心からズレてヒートアップしていきます。
そんな状態になったら、一度落ち着きましょう。繊細さんは、すぐ「何とかしよう」と思うところがあるのではないでしょうか。
でも、人間関係には「相手」もいます。
もしあなたの言動で、本当に誤解が生じてしまったとしても、それを解決するためには、時間が必要な時があります。
時間とともに、色々な事が整って、何気ない瞬間に笑顔を向け合っただけで仲直りしたり、あなたとは関係のないところで、それが誤解だと相手に伝わったり、そういう中で、また自然に繋がれるものは繋がるのです。
繊細な人の多くは、出来れば大勢でいるよりも、一人になりたいと思う時が多いと思います。それは、逆説的だけど、人間関係が上手くいくように、常にとても気を使って無理をしているからです。(私の場合は、特にそうでした)
だから、トラブルとも言えないような小さな出来事まで、ドーンと構えて、ざっと流すことなく、細やかな神経で異変?をキャッチして対応しようとします。
でもその多くは、繊細さんの「一方通行な」思い込み・・というか、先走り。または、感度が高すぎて大きくとらえすぎてしまっている。
相手は何とも思っていないのに(またはもう気にしていないのに)、こちら(繊細さん(HSP))ばかりが一方的に罪悪感を感じる場面が目に浮かびます(笑)。
私も、もちろん、そういうこと、(今でも少し)あります(笑)。
で、直接その人に謝ると、相手が「へ?」って顔できょとんとしている。
私がその人に謝った理由を説明すると、「あぁ~!(やっとわかって)、なーんだ、全然気にしてないよー!」 と。
こういう事、ありませんか?(笑)
万能感と罪悪感
以前の記事で紹介した本にも書いてありますが、私自身すごく感じることは、
人に対して悪い事をしてしまった・・という罪悪感は、裏返すと、自分は全ての人を幸せにすることが出来る力がある・・っていう気持ち(万能感)を持っているんじゃないか?ということです。
「私はいつも周囲の事を考えて、誰のことも悪く言ったり思ったりしないし、気を配っている。だから人が嫌な気持ちになるハズが無い。みんな居心地がいいはず。」
・・・なのに機嫌が悪い(悲しんでいる)のは何故だろう?おかしい。と、段々と、そして次第に混乱してくるのです。
(そんな風に感じるのは、私の場合だけ・・でしょうか?!)
例えば、遠―くの席に座っているあまり会話もしたことのないAさんが、もし悲しい顔をしてこちらをチラチラと見ていたら、あなたならどう思いますか? すぐに受け流して、他のことを考えますか?
もし、「え?私、Aさんを悲しませてしまったかな?何かしたっけ?」、、と、ちょっとした罪悪感や不安を感じてしまうとしたら、それは明らかに「ちょっと先走った」捉え方ですよね。
でも、実際にそういう場面にいたら、上のような気持ちになったことはありませんか?
HSPの人は、何でも自分に責任があるように感じやすい性質を持っている気がします。
なんでそういう風なとらえ方をするのか?
先ほどもちょっと書きましたが、(私の場合は)心の奥底で、自分はAさんの気持ちを悲しませるだけの影響力があるのだ。または、自分はAさんの気持ちを幸せに変えることが出来る力がある。だから彼女の悲しみが無くなるように、何かしなければならない!
・・というような、感覚(万能感)みたいなものを、どこかに持っているのです。
人はそれぞれ、毎日様々な体験や想いをもって生活しています。
あなたと会う前に、他の人と喧嘩をしたかもしれない。あなたとしゃべっているときに、明日の会議の事を考えて胃が痛くなってしまってるのかもしれない。
皆それぞれが、事情を抱えています。
もし『自分のせいかな?』と思ったら
だからもし似たような気持ちになったら、最近の私はこういう風に考えるようにします。
もし先ほどのAさんのような場面があったら:
『Aさん、悲しそうな顔をして大丈夫かな?(←Aさんに寄り添う)』
↓
『Aさんから悲しむ気持ちが薄れて、善い事がありますように!』
(・・と心で願う)
↓
そのあと、パッとAさんの事を明るい気持ちと共に、心から手放す!
『Aさんが幸せになるように!と良い気持ちで、手放す』これです。
明るく、パッと手放す!
そして、人間(自分は)完璧じゃないことを、あらためてかみしめる。
もし本当に、自分が相手を悲しませてしまうことがあったり、自分って駄目だなぁ・・と思うことがあっても、それをいったん認めて、自分が今できることに心を集中して、着実にやっていけばいいのです!
全てを抱え込むことはやめましょう。自分以外のことは、触れないのです。・・というか、他人の気持ちには触れられません。
他人の気持ちは、本人以外、だれも外からは変えられないのです(ほとんどの場合)。
だから、既に起こったことについては、もうそのあとの影響は考えない。ただ、自分が今ある中で、誠意をもって出来ることをすれば、十分!
そうやって自分のことを許しているうちに、他人から不用意なことを言われたり、ムッとする行為があっても、許せるようになりますよ。
良かったら、試してみてくださいね! 良い週末を過ごせますように!!
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