繊細さん(HSP)あるある

HSPの人は、自分の意思を押し通せない?!

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こんにちは!
 
いよいよ、関東も蒸し暑くなってきましたが皆さんはお元気ですか?
 
 
今日はHSPあるある編で、私の過去を振り返りながら、自分の気持ちを抑えてしまいがちな気質について、ちょっとお話してみます。
 
 

自分の思ったことを押し通せない

 
 
私は社会人になってから、徐々に自分の思っていることを強く主張できなくなりました
いや、正確に言うと、主張しなくなりました。主張しないで、色々な人の意見を聞いていよう、、、と、聞き上手を演じていた内に、習慣とは恐ろしいもので(笑)本当にそういう人になってしまった気がします。
 
 

何故、自分の意見や想いを主張できないのか? (私の場合)

 
 
 
以前記事に書いた通り、突発的な出来事があると、いまだに、はっきりと自分の言いたいことを主張することが出来なくなることがあります。
 
 
 
 

臆病だから

自分で言うのもなんですが、小学生から大学生くらいまでは、繊細ながらも活発で好奇心旺盛な子でした。とても明るくて、お調子者なところもあり、人を笑わせるのが好きでした(笑)。
 
 
でも、社会人になると、今までのモラトリアムのような、居心地よい、信頼関係で結ばれた人たちとの世界ではなく、全く異質の、利益や上下関係で成り立つ世界に放りだされた訳です。
 
 
そこは、考え方、生い立ち、体験など、全く違ったものを持って育ってきた人たちに囲まれた異次元ワールド。
 
 
すると、これまでは受け入れられていた自分の意見やアイデアがこっぴどく批判されたり、陰で何か言われてしまったり、こちらが全く悪気が無く親切で行った事を、捻じ曲げられて受け取られてしまったり、、と、なんで?どうしてそういう風になるわけ?と、割と落ち込む事が重なっていったのです。
 
 
そして、どんどんと自分の中の繊細な気質が鋭角になり、人間関係に敏感に反応して疲弊していくことに。。 その内、表面的にはそつなく演じても、内面の心は閉じていきました。
 
その時は、ただでさえ長時間の通勤時間や残業で体もへとへとなのに、新しい世界の人や刺激でヘロヘロ! せめてメンタルは守らねば!と、自分の感じたことや思っていることなどは、(身を守るために(笑))自然に隠すようになっていったのでした。
 
 
 

相手の気持ちが何となくわかってしまうから

 
転職先の企業で、どうにかランチを一緒に食べる同僚や先輩・後輩なども出来て、それなりに少し話をするようになると、よく言われることがありました。
 
 
「グレースさんって、なんでそんなに私の事がわかるの?!なんか、霊感でもあるんですか?」などなど(笑)。
 
 
いえいえ!私は何も見えないし、聞こえません(笑)!
 
 
でも、普通に感じとることはできました。
 
 
・・というか、そういう言葉をもらうたびに、逆に(え?みんなは、人の気持ちがわからないの?!)と思っていました。他の人も私みたいに、他人の気持ちを何となく感じ取っているのかと思っていたのです。
 
 
私の場合は、小さな頃から周りの大人が何を考え、どういう風に思っているかというのは、割と正確に把握できた気がします。
 
 
だって、よく日本人は、俗に「相手を察する」とか、「あうんの呼吸」など、何も言わなくても分かり合える・・という気質があると言われていたし、自分も日本人だからそうなのかと思っていました(笑)
 
 
 
そのため、自分が何か主張したいとき、これを言ったら相手は傷つくのでは?とか、ここで私が正論を言うと、あの人はメンツをつぶされたと思い、あとですごく落ち込むか、何かやり返されるな(笑)とか、色々な図が浮かんできて、(やめておこう・・)となるのです。
 
 
 
 

ちょっと面倒くさかったから(笑)

 
 
2にも関連するかもですが、そこまでして自分の意見を押し通しても、逆にメリットがないよな。とか、もめ事や、空気が悪くなるとなぁ。。など、色々考えると面倒だ。。。だから黙っていよう・・ということが多かったですね(今となってはそういう考えに深く反省!)
 
 
でも、これも自分が怠惰な人間だから、とか、弱い人間だからそうだったというんではなくて、HSP特有の気質だからというのがわかりました(もっと若い時に知りたかった!)
 
 
 

HSPは人間関係に疲れることが多い?

 
 
 
HSPに限らず、誰しも日々の生活に疲れたり、シンドイ時があります。
人間関係に苦しんだり、ストレス・イライラを感じるってことは日常茶飯事なのではないでしょうか。
 
 
私は、一般よりは若干繊細な気質を持っているため、いわゆる「普通」の人がどんな感覚で日々を過ごしているかがわからないのですが、HSPの人は、勝手な自分の感覚でお話させてもらうと、おそらく普通の人の会社疲れ(人間関係・仕事)がレベルが
1から10でいくとレベルで5くらいの時に、HSPの人はレベル8以上になっていると思います。
 
なぜなら、人の【気】を受けやすいし、周りの人の想いを感じ取ってしまうので、気にしなくていい事まで、自然とキャッチしてしまうからです。そのため、自分のことで精いっぱいなのに、他の人のことも気になって、何かしてあげなければ!と思ったり、頭の中は常にフル回転です。
 
 
 
そして自分に対しては恐ろしく辛口(笑)ところもあるので、人には気を使いつつ、自分には厳しい。それでいて、自分の想いや感情は信頼できる人や場所以外では上手に吐き出せない。。
 
 
書いているだけで、苦しくなってきました(笑)。
 
 
 
だから、私の場合はもう、ある意味、社会生活は「修行」の世界でした。
 
 
毎日、まるで両脇が崖で出来ているような細い道を、滑り落ちないように神経使って歩いてる・・といった感覚でしょうか!
 
 
そうやって慎重に、神経を張り巡らせて、うまく渡らないと、社会人として自分が歩いていけない、、とやたら怖がっていた気がします。
 
 
自分らしく思ったことも言えず。
 
 
ストレスが上手く発散出来ない。
 
 
仕事はきちんとやらねば!と自分を追い込む。
 
 
 
・・・延々と修行のように厳しい毎日を送ると、、、疲れも激しいです(笑)
 
 
 
 

そんな時、私はどう解決したか?(今回は、会社の場合)

 
*あくまで、私がやっていて上手くいった事なので、皆さんの環境や状況に必ずしも有効とは限らないこと、ご承知おきください!ほんのご参考までに。。!
 

仕事で上手く意見が言えない時などは?

 
 
今の世界は、ビル・ゲイツやアメリカの天才たちのお陰で(笑)、直接話さなくても「e-mail」での連絡がメインとなっていますね。在宅勤務の人も多いです。繊細さんには良い環境になってきました(笑)。
 
 
繊細さんは、その場で発言できなくて内心キリキリ思っていても、あとでゆっくり考えて、根回しして上手に気持ちを伝えることは得意な人が多いのではないでしょうか!
 
 
メールは、一度手元を離れると記録として残ってしまうため、リスクはあるのですが、
もしどうしても伝えたい事や言いたい事があれば、その気持ちや想いをシンプルにメールで書いてみるのは1つの方法です。そしてすぐには出さずに、1日おいて、翌日再度読み返す。
 
 
私は、相手の気持ちを想像しながら、読んだときにどう感じるか、前向きな意見に感じられるか?・・を考えながら、心地よくシンプルなメール・・を心がけて手直ししました。そしてOK!と感じたら、そのメールを出すのです。
 
 
同僚であれば、シンプルな笑顔の絵文字などを入れて、マイルドにすれば、それが敵対的でないことが伝わるし、感じが良いかな、と自分ではやってみました。(勿論、役員や上司に絵文字は厳禁です(笑))
 
 

もし、苦手な同僚や先輩などと、ちょっと険悪になってしまったとき。

 
 
また、もし仲があまりよくない同僚や先輩に誤解されてしまったかな?と思った時。
 
すごく気になりますよね?毎日会社で顔を合わせるし。どうしよう・・と心配になりますよね。。
 
繊細さんはギュッと思い詰めて、雰囲気を自分で暗くしてしまう事があります。本来は誠実なキャラクターでも、刺激を受けすぎたり、思い詰めてしまうと、一気に心に余裕がなくなってしまい、周りが見えなくなります。
 
 
相手はそこまで思っていなくても、あなたが暗い雰囲気だと、なんだか相手までそれに反応してしまうことも。以心伝心、負の波動が伝わってしまい、本当は大したことなかったことが、ちょっと大きくなってしまうこともあるかもしれません。
 
だからそういう時は、まず自分だけで気分転換をするのです!私は昼休みに近くの公園で散歩したり、ちょっと奮発して気に入っているカフェでゆっくり過ごしました。そんな時間が昼に摂れなければ、会社の帰りに一人でゆっくり出来る場所に行ってみるのがお勧めです。
 
 
そこで好きな音楽を聴いたり、ちょっと体重なんて増えてもいいから、食べたかったものを自分だけのために買って食べる。そうやって、「ありのまま」の自分を楽しむのです。
 
 
 
HSP(繊細さん)は、気にしいのところがある代わりに、少しの事でとても感動出来たり、幸せを感じられるという素晴らしい能力があります。
 
 
そして、それがあなた自身の雰囲気として、すぐに立ち上ってきます。
 
 
心から満足することが出来ると、あなたの気分がガラッと変わって、自分を責める気持ち(何か自分が変なことをしたかな?あー、あんなこと言わなきゃよかった。私が悪かったのかも。。等々)が薄まってきます。
 
 
そして自分が好きになれて、次第に小さな自信がむくっと立ちあがってきます。その自信は、あなたの営業成績が上がった・・とか、人より優れた仕事が出来た、とかそんな理由ではなくて、自分でいられる心地よさから生まれた、本物の自信です。自分のままでいいんだ、、っていう自信。
 
 
だから、強いのです。だから、素直で明るいのです
 
 
そうやって自分をまず取り戻すことに目線を向ける。そうするとあなたの雰囲気も変わり、それがその相手にも伝わります。
 
 
少しでも関係が良くなればいいな、、という心からのpositiveな気持ちがあなたに芽生えると、それは必ず相手に伝わります。そして、そういう気持ちを持ち続けていると、不思議ですが、結構な割合で、関係が何か変化出来るタイミングというのが訪れるんです。そこで、とても友好的にあなたの素直な気持ちを相手に伝えてみてください。きっと通じると思います。
 
だから、焦って何かしなきゃ!とあれこれ策を練るのではなくて、少し人生を信頼して
待ってみてください。そして、あなたをまず取り戻すことに力を注ぎましょう!
 
 
今日もお疲れ様でした。明日も良い1日となりますように。。!
 
 
PS:私がちょっと疲れた時に読む名著です。おススメです!