繊細さん(HSP)あるある

【怒り】を上手く解放できなかったら

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こんにちは!
 
今日は「怒り」について書いていようと思います。

 

『怒り』という感情

 
以前の記事でご紹介した、繊細さんについて書いている、鈍感な世界に生きる敏感な人たち】という本の中で、HSPの性格の一つとして、こんな事が書いてありました。
 
 
怒りをうまく放出できない』。。と。
 
 
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち (Highly Sensitive Person (HSP) ) (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ) [ イルセ・サン ]

 
 
皆さんは、頭にきてその事が頭から離れなくなったり、悔しくて眠れなくなったことはありますか?
 
 
きっと、1度や2度、いやそれ以上(笑)あると思います。繊細な人でなくたって、こういう事は誰にでもありますよね。
 
 

その怒り、相手に向けているのと同時に、自分にも向けていませんか?

 
もしかしたら、繊細さんは、いつの間にか自分に怒りを向けてしまうタイプの人が多いかもしれません。
 
 
つい最近、私は偶然にも幸か不幸か(笑)上記のような経験をしたので、そのことについてお話しますね。
 
 
先日、日ごろ外出できないストレスもたまっていたので、近所の温泉浴場に行きました。そこは泉質も好きで、何度も訪れた場所でしたが、入浴後に髪を乾かしたり、化粧直しをする場所(洗面エリア)が限られているのが難点でした。
 
 
特に最近は、コロナでソーシャル・ディスタンスをとるため、1つ置きに洗面場所の椅子が無くなっていました。
 
それは勿論そうしたほうがいいので納得の配慮なんですが、、、結局、それだけ使えるスペースも限られてしまい。。。。
 
 
でもラッキーなことに、私は1つ場所が空いていたので、そこに自分の洗面道具を置いて場所取りをして、10Mくらい先のロッカーに、忘れ物を取りにいったんです。
 
 
そして戻ってくると、ある女性が、何故か私の席に座って洗面所を使っているではないですか(驚)! 私が場所取りをしていた椅子に座って、コンタクトレンズか何かを入れるために鏡をずーっとみていたんです。
 
 
え?おいおい、、と瞬間思いました。
 
 
そこは、私の席だよ!化粧道具だって、タオルだっておいてあるでしょ?なんで平気で座っているの?って。あなた、さっき私がここに座るのを見ていましたよね??
 
 
 
私がその椅子に近づけば、どいてくれるだろう。。そう思って、私は自分の荷物が置いてあるその場所へ歩いていきました。
 
 
 
椅子が1つずつ置いていないだけで、鏡は隣の(椅子の無い)場所にもあります。
 
 
本当にコンタクトレンズを入れるだけであれば、私に気づいて、一つ左にずれた場所で作業してくれるはず。
 
 
そう思って、さらに椅子に近づきました。
 
 
 
彼女は明らかに気づいているはずです。こちらをちらっとみていたので。
 
 
 
しかも、私が彼女の真横に立ったのですから。。
 
 
 
でも、彼女はどきませんでした!(ひえー!驚)。平然と私の荷物が沢山おいてあるその場所で、しれっとコンタクトを入れたりなんだりしていて、全く動こうとしてくれないんです。
 
 
 
今度、私は咳払いをしてみました。周りの女性も、みんなこちらを見ていました。
 
 
 
だけど・・・その女性は動きませんでした(ある意味、すごい度胸です 笑)。私は久々に怒りがこみあげてきてしまいました。
 
 
 
でも、私は彼女に何も言いませんでした。ただむっとした顔をして、咳払いしながら、自分の荷物を全部これ見よがしに持ち帰って、別の場所に席を移動したのです。。。
 
 
 
 
こういう目に遭ったのは初めてだったので、私は瞬間的に、どうしていいかわからなかったのです。また、それだけ変わった?感じの女性に、あとで逆切れされてもいやだなぁ。。ということも頭に浮かんだり。。。色々な想いがありました。
 
 
 
でも、本当は一言いいたかった。「ここは私の席です。どいてもらえますか?」と。
 
 
 
何故そんな簡単な一言が言えなかったのか? (涙)
 
 
 
せっかく温泉に入ったのに、なんだか、すごーくイライラして、頭にきてしまいました。
なんて非常識な人なんだろうって!
 
 
 
でも少し経って、私は、あることに気づきました。。。
 
 

私が怒りながら気づいたこと

 
あれ、これって自分に対してすごく怒っているな、、と(笑)。
 
 
いつの間にか、その女性に対する怒りよりも、そんな事をされたにもかかわらず、自分のために、きっぱりとその女性に、どいてくださいと言えなかった自分を責めていました。
 
 
 
 
相手の理不尽な行いに、なぜその場で自分の主張が出来なかったのか?その場ですぐに引いてしまう、または、相手の気持ちまで配慮してしまって言えなくなってしまう、そんな自分に対して「かなり怒って」いました。。(笑)
 
 
 
 
繊細な感受性を持っていると、こちらが言い返して当然の時も、ぐっと気持ちを抑えてしまうことがあります。その時、頭の中はフル回転!
 
 
 
こんなことをいうと、相手が傷つくんじゃないか?とか、相手が驚いてしまうんじゃないか?今回は私が我慢すればいっか・・・って。そして、やっぱりこれはちゃんと自分の主張も伝えたほうがよいな!と決めたのは、30分後だった(!)なんてことも結構あります。その時には、相手もどこかに行ってしまい、伝える機会は永遠に失われてしまうのです(笑)
 

自分が被害者なのに、いつの間にか、自分を責めていた私

 
 
でも、先ほど冒頭で紹介した本では、こう書いてあります。
 
 
「無理に相手に怒りをぶつけなくていい」・・と。
 
 
 
ちょっとホッとしますね(笑)。繊細さん(HSP)だけでなく、一般の皆さんも、もめ事に加わるのは良い事ではないと思いますが、特に繊細さんは怒りと怒りのぶつかり合いに巻き込まれることで、強い刺激を受けてしまいます。
 
 
 
映画やドラマでは、いじめられっこが、最後にジャイアンみたいな強い人(いじめっこ)にやり返して、逆転勝利!みたいな、昔の水戸黄門みたいに、最後は悪者がハハーとひれ伏す・・そういう事を見てスッキリしてきた人も多いので(私だけ?!)、きっちり落とし前をつけて、勝利するのが正解と、どこかで何となく刷り込まれている人も割と多いかな、、と思います。
 
 
でも、現実では反撃したところで、あとからまたその相手にやり返されたり、根に持つ人は、5年でも10年でも後になって、そのことをネチネチ穿り返す人もいるんです!
 
 
だから、本当に究極的には、小林正観さんが以前本で書いていらしたように、「気にしない」から一歩更に成長して→「気にならない」というマインドになれると、全てがスムーズに動いていくな、、と思います。・・・が、中々そう簡単に「気にならない」ステージにはいけないですよね(笑)。
 
 
 
私も、正直今回の謎の不思議ちゃんには唖然としましたが、コロナ渦でやっと近所の温泉浴場でストレスを癒しに来たのに、こんな事で私の大切な休日を邪魔されたくない!(笑)と、とても切実に思ってしまって、今日は楽しいことに気持ちを向けよう!と、好きなことややりたいことを思い浮かべて、妄想し出したら、その女性の事が全く気にならなくなってしまいました(なんというか、その人といる空間は一緒なのですが、次元が変わってしまったような感覚?)。そして、その不思議ちゃん事件発生前の、普段の感覚にすっと戻ったのです。
 
 
あーこれが、小林正観さん(知らない方は、調べてみてくださいね)が言ってた「気にならない」ことなんだなぁーなんて気づいたりして。
 
 
まぁ、結局は「自分」がどうするか、何を優先的に大切に思うか、ということになるのですが。。。
 

あなたの怒りが消えない時には。。

 
 
ただ「怒り」にもさまざまなレベルがあります。
 
 
 
私が今回お話した程度の事であれば水に流せますが、そうはいかない場合も。
 
 
 
そんな時に怒りを内にため込むと、自分もとても苦しいし、周囲にとっても良くないですよね。体にも影響が出てしまいます。
 

怒りを解放する

 
だから、自分の内側の怒りを開放することがとても大事だと思います。
 
 
以前私が1度ご紹介した“タッピング”(ETF)は、それが可能です(私の場合は・・ですが!)。自分の部屋の中や、会社ならトイレの中で(!)3分間くらいタップするだけで、気持ちがとりあえず楽になります。即効性があるので、おススメです!
 
 
今度きちんと、効果があると感じるタッピング方法をお知らせしたいな、と思いますが、とりあえずどんな感じか、(前のブログでも一度貼りましたが)全米でタッピング(EFT)の第一人者と思われる、Ortner兄妹の動画のリンクをつけておきます。
 
 
あーこんな感じてやるんだな、、とみてもらえたら嬉しいです♪
 
 
Nick Ortner & Jessica Ortner ーTapping (怒りを解放するタッピング)
 
*Jessicaさんは動画で、言っています。内側から湧き上がる【怒り】の感情は、何かがおかしい、、という事を知らせるアラーム(注意喚起)だ・・と。解決策を見つけないといけない、、と体が教えてくれているそうです。
 
簡単に説明すると、タッピングによって、身体の決まった箇所をポンポンと叩くと、脳の「偏桃体」(人間の脳の中でもかなり古くからある機能で、“(生存を脅かされるときに感じる)恐怖”を感じると、反応する場所です)を落ち着かせる効果が、ハーバード大学の研究などからも明らかになっています。
 
 
中国でも、古くからそれぞれの症状にしたがって、関係する経絡に針を打つと、急に体が楽になったりしますが、人間の体には、そういったエネルギー(気)が流れているんでしょうね。。 そこを活性化したり、または落ち着かせてあげることで、身心が整うのだと思われます。
 
 
そして、タッピングを何度もやることによって、体にとどまっている過去の記憶なども開放することが出来ます。
 
 
正面向かって言い返したり、やり返したいけど、それが出来ない場面や状況。。本当に悔しい時も、自分のことはどうか責めないでください! 
 
 
 
何度も言いますが、やり返すだけが正義ではないし、あなたが悪いわけではありません!
 
 
職場などで起こる場合は、また解決法など別の機会に書いてみようかなと思いますが、まずは自分を回復させることに、力を注ぐこと。それがお勧めです!
 
 
あなたの体や心、脳にはすごい力があります。日々、あなたの事を元の健康な状態に戻そうと必死で頑張ってくれています。だから、その体の応援を、タッピングなどを上手に使う事で、強めてあげて、怒りを解放したり、自己治癒力や自己肯定感をどんどん高めていってほしいな、、!と個人的に思います。 
 
人のことばかり気にしていた自分を許してあげて 
 

 
 自分を一生懸命守ろうとしている“ 私”を抱きしめてあげてください!