HSPの私が気づいたこと

(HSP) あるある【図太い人との関係】

こんにちは。皆さん、今年はすでに梅雨に入った地域も出てきているようですが、じめじめした天気の中お元気ですか?
今日は、昨日書いた記事:繊細さんあるある【図太さ】の続きです!
 

B子ちゃんが発した一言

 
 
B子ちゃんがその時に発した言葉はこれでした↓
 
「良かったじゃーん(笑)!」
 
タイミングも悪かったのでしょう。丁度彼女はお見合い相手と婚約したところで、幸せの絶頂だったのですから。でも、笑いながら一言明るくそういわれてしまい、さらに私は絶望の底に突き落とされた気がしました(笑)。
 
 
彼女は、私を落ち込ませないように、そういったのかもしれません。でも、私が彼と付き合う前からのことも全て知っていて、付き合ってからも3人で何度か会ったりしていたのです。
 
 
「良かったじゃーん!そんなの別れてよかったんだよーー。」
 
 
このセリフを聞いたとき、彼女は善意からそう言ったんだろうと、混乱した頭の中で、私は自分に言い聞かせました。
 
 
でも、そのあとの言葉で、私は彼女に対する信頼をほぼ100%失いました。
 
 
「あ、そうそう。▽☆ちゃんも婚約したんだって!この間エンゲージリングを選びにいったんだってよ。ダイヤモンド、1カラット以上あるらしくてさ!すごいね!うらやまし~。」「私もどうしようか、指輪迷っているんだよね。。」と畳みかけてきたんですよね。
 
 
それを何故、今の私に言う?? 
 
 
本当に私の事を友達と思っているならば、そしてその友が、結婚まで話が進んでいた相手と別れた直後に、一番つらくて電話したタイミングで、する話だろうか? 普通の感覚ならばしないはずだ・・と、私はショックを受けつつ、冷静に頭の片隅で思ったのです。
 
 
でも、B子ちゃんは自分が私に与えた傷について気づくことはありませんでした。
 
 
そう、彼女は「図太い」人だったのです。いや、その言い方が少しキツイのであれば、「自分以外の事はあまり気にしないタイプの人」だったと言えるかもしれない。HSPにはおそらくあまりいないタイプの人でしょう(笑)。
 
 
その証拠に、しばらく彼女とは話しもしたくなかった私は、要件だけ聞いて、あとはすぐに電話も切るようになりました。そんな私の態度に、さすがに何か思うところがあったか、他の周囲の人に、「グレースが私に何か怒っているみたい。」「何故怒ってるのか、理由は何か、グレースから聞いてる?」と周囲に聞きまくっていたと他の友達から聞いたから。
 

その後私たちの関係はどうなったか

 
その後、私たちの仲は結局修復していません(今も)。それでも、もういい大人なので年賀状くらいはやり取りしています。
 
彼女は、結婚して子供が生まれてからは、アパレル企業を辞めてしばらく専業主婦をしていたようですが、子供を芸能事務所に入れて、子持ちで同じ大学だった旧友に誇らしげにお話していたそうです。また子育てが終わってからのここ6,7年は、今度はカウンセラーの資格を取ってビジネスも始めたようです。
 
その頃から、私への年賀状には、その仕事の宣伝を書きまくってきます。特別価格で招待するので、ぜひ連絡ください♡とか。。わかってはいましたが、思わず苦笑してしまいました。
 
そして新たにそこから彼女らしく人間関係を広げて、ブログも書き、その関連組織の役員なんかもやりながら、バリバリ働いていると人づてに聞きました。
 
でも、大学時代に仲良くしていた私やその他の友達は、彼女とは疎遠になっています。一見華やかに活躍していても、彼女の性格を知り抜いてしまうと、それ以上近づきたくなくなるからです。
 

この出来事で得られた私流の考察

 
彼女がちょっとしたことにもめげないで、人の輪に入っていけた、その図太さはある意味素晴らしいし、当時はうらやましくもあったけど、それは一方で、鉈(ナタ)のように、粗い刃で人の心をぶった切ることも出来る、もろ刃の刃
 
 
そして自分を大事に出来るというのも、彼女の場合は、結局自分さえ幸せになれば、他はどうでも構わない、という自己中心(私欲)の塊の性質の外側だけを見ていたのでした。言葉では、優しいことを言っても、その人の本質は実際の行動に表れます。彼女は、適格なアドバイスはできても、決して人の悲しみに寄り添ったり、誰かを本気で助けてあげることはしませんでした。
 
彼女は今後も、その場では色々な人を惹きつけると思いますが、深くつながれる人、そして長く信頼の糸を切らずに友情を紡いでいく、そんな極上の関係性を得ることは難しいのではないかな、と思います。表面的な関係ならよくても、深くなれば早晩人は離れていくでしょうから。。。
 

図太くなれないことってある意味、ラッキー

 
だから、思うのです。「図太くない」ということが、そんなに悪いことなのか、、?って。人の気持ちの機微を感じ取って、その人を慰めたり思いやれる性格は、素晴らしいのです。
 
それは、もしかすると一見、気弱に見えるかもしれない。言いたいこともぐっと我慢してしまい、主張できないダメダメな部分に見えるかもしれない。でも、そこで経験した悔しさや苦しみは、同じ想いをしている人に深く共感できる能力を開花するという面もあるのです。そして、その才能を開花させながら、自分自身の思いを一歩ずつ外に伝える練習を積めば、すごく素敵じゃないですか?
 

HSPの人が持つ潜在的な能力

 
人間は、「感情」で動きます。そして、最近の研究では「感情」は実際にその人の周囲のエネルギーを変えてしまう力を持っていると、欧米の研究でわかってきているそうです。HSPの人なら、その感情の機微をとらえて、自分や周りの人の気持ちを良い方向に導いてあげることが出来るかもしれない。それが出来ることって、実はすごいことなんじゃないか、、と最近思い始めています。

一番その人が哀しみに暮れているとき、もう生きることさえ辛い、、と思っているとき。。その想いを感じ取り、何もできなくてもそばにいてあげる、、そういう事は、図太い人にはできません。(勿論、全ての図太い人が出来ない、、とは言っていないので、誤解なきよう・・!あくまでB子ちゃんのようなタイプを言ってます。)そして少しでもその人が元気になって、心が立ち上がれば、その良いエネルギーはあなたに返ってきます。
 
なんだかすごく長くなりましたが(笑)。そういった昔の苦い経験を通じて、「図太い」ことがそんなに良いことかな?・・と、思っているグレースです。